8000メートル峰14座完全登頂をはじめ、超人的な記録を次々に打ち立て、『ナショナル ジオグラフィック』にもたびたび登場してきた登山家ラインホルト・メスナー。

 プロの登山家としての彼の原点は、1970年のナンガ・パルバットのルパール壁初登攀です。しかし、この登山は彼にとって悲劇以外のなにものでもありませんでした。ともに頂上を極めた弟ギュンターを下山途中で失ってしまったのです。この悲劇を境に、メスナーは無邪気な登山愛好家から、プロの登山家へと生まれ変わりました。

※ナンガ・パルバットの体験を中心に、生い立ちから当時の状況に至るまで、メスナーについては特集「不可能への挑戦 登山家メスナー」(2006年11月号)で26ページにわたり詳しく紹介しています。フォトギャラリーはこちらからどうぞ。また、Webナショジオの「植村直己 夢の軌跡」第二章「単独行」でもメスナーにふれています。

 メスナーの帰国後、弟の遭難は大きなスキャンダルとなり、メスナーと遠征隊長の裁判にまで発展しました。『ヒマラヤ 運命の山』は、メスナー自身の協力の下、ルパート壁初登攀の真実を描きだした話題作です。

映画『ヒマラヤ 運命の山』公式サイト
http://www.himalaya-unmei.com/
8.6(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋他全国順次ロードショー

(Web編集部S)