第2回 遊びたおそう!

 こういった遊びは、年齢的に縦長の子ども集団、のようなもので行われるそうだ。

 昼間、集落の大人は、狩猟や採集のために出かけてしまうことが多い。その間、子どもたちは自分たちの時間を遊びたおす。そのために自然とできあがる「縦長の子ども集団」とは──

「10歳~15歳ぐらいの年長の少年少女が、かなり森の歩き方とか道具の使い方を知っていて、小さい子どもたちがそれについていくんです。これは同年齢できれいに揃えて学校に行かせて、同等の中で競争するのが当たり前になっている近代国家の都市部の生活とはかなり違います。縦長集団では大きい子は小さい子の面倒をみるのが当たり前だし、大人たちがいない中、じゃあ釣りに行くぞとか、小屋を作って遊ぼうとか、精霊の踊りをしようとか、自分たちで決めて自分たちでやっていくんですよね」

 大人不在で、放任された子どもたちの世界。

 別に誰かに言われたわけでもないのに、自律的に遊びが創り出され、その一部は、大人の生業活動にもつながっていくのが興味深い。

 なお、15歳にもなると、子どもから若者集団の方に属することもあるそうだ。そちらでも別の縦長の関係があるのではないか、とぼくは勝手に予想していて(実際、そういう関係はあるようだ)、こちらも同じく興味深く思う。