次に取りかかったのが、インドのアイスクリーム「クルフィ」。これは、鍋に入れた牛乳にミックス粉を溶かし入れて沸騰させ、ときどきかき混ぜながら5分ほど火にかけるだけ。アイスクリームというと卵を使うものも多いが、これは不使用。あとは冷まして型に入れ冷凍庫へ。ナティージャに比べると、とても楽ちん。

 ナティージャやクルフィがほどよく冷えた頃になって、おかし部長や隊員たちが本部に帰ってきた。そこで、作り始めたのが「ピカロネス」というペルードーナッツ。

 水にミックス粉を入れてよく混ぜ合わせたものを、絞り袋(あの、生クリームを絞り出すのに使う用具です)に入れて、熱した油にドーナッツ形に流し入れる。そう、生地が半液体状で、かなり柔らかいのです。お菓子作りの経験値がとても低いメレンダ、なかなかうまく輪っかにならず、隣でこの様子を撮影しているおやつ部長から「ハハハッ」という笑い声。部長、出来上がってもあげませんよ。

ピカロネスを揚げているところ。絞り袋に詰め込んだ生地を、こんな風に絞り出す(写真左)。はっきり言って、めちゃめちゃです・・・。ちなみに、ちゃんとドーナッツ形のも出来ました(写真右を見て!)

 四苦八苦しながらも、ドーナッツが揚がったところで、みんなで試食大会!

 まず、かぶり付いたのは、揚げたてのドーナッツ。付属の黒糖シロップをかけていただくのだが、最初のひと齧りはシロップなしの素の状態で、ガブリッ。

 お。ほんのりスパイスの香りがして、お酒につまみにもなりそう。シナモンも入っている。ドーナッツというより、さっくり軽くて、最近巷で人気の、チュロスのような食感です。シロップを付けて食べると、スパイス感が控えめになって、素朴なドーナッツの味わいに。「シロップを付けるのもいいけど、付けない方が個性的!」とは、(第1回の隊員グル改め)グルメ隊員の声。個人的には、いくつでもいけそう。

 次に冷蔵庫から出してお皿に盛ったのが、ナティージャ。

 隊員たちがいっせいにスプーンですくおうとして、「あれれ・・・」と動作が固まる。なんと、ものすごい弾力なんです、これ。口に入れると、名古屋名物のウイロウを彷彿とする食感。

 その上、シナモンの加減を気にするのを忘れるほど、びっくり控えめな甘さ。ミカン隊員も「カラメルシロップが欲しいかも」。本当にこの作り方でよかったんだろうか・・・。美味しいのは、美味しいんですが・・・。不安が頭をよぎる。

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