福山雅治 感じたことを、ありのままに

――最終回となる日本編のロケでは上高地と西表島へ行かれたそうですが、第一印象はいかがでしたか?

 上高地へ行ったのは2月で、すごく雪が深かったときでした。はじめての場所で、主にサルを見に行ったんですが、凍った枯れ木に朝日が差し込んでまぶしく輝いていたりして、こんなに美しい自然がすぐ近くにあったんだということが驚きでした。

 西表島には数年前にも行ったことがあります。マングローブの林でカヤックを漕いだり、ジャングルをトレッキングしたりして、巨大シジミや光るホタルの幼虫に出会うなど、今回はいろいろな発見がありました。

――日本のロケを終えたご感想は?

 上高地に行くのがはじめてとはいっても、どの場所にあるのかということは知っていたんです。たとえば、第1回で放送したマダガスカルのインドリなんかは、「これがサルなの?」という驚きがあるんですけれど、ニホンザルは見慣れているでしょう。だから、「あ、知ってるヒトに会った」みたいな(笑)。インドリと比べると、「顔も不思議と日本人っぽいな」とか思っちゃいますし。

 雪の中にサルがいる。しかも、温泉にまで入るなんて、外国の人からしたら驚くべきことなんでしょうけれど、日本人ならなんとなく知っていますよね。ただ、知っていると思っているのは、表面的な行動として見慣れているだけで、生態についてはよく知らない。それは日本編すべてに言えて、オオサンショウウオが日本にいることは知っていても、どんな生態なんだろうというところまではなかなか調べない。それが自然と人間というものの関係を如実に表しているとあらためて思いました。

マダガスカルのサル「インドリ」とニホンザル。インドリは外国人、ニホンザルは日本人っぽく見えるだろうか。

ホットスポットとは
多様な動植物が生息しているにもかかわらず、生態系が危機に瀕している地域。世界的な環境NGOコンサベーション・インターナショナル(CI)の生物学者を中心に世界の専門家約400人が協力して、34地域を指定している。ブラジルのセラード、マダガスカル、ニュージーランドのほか、日本も含まれる。NHKではシリーズ最後となる日本編をNHK総合で6月26日(日)午後9時から放送予定。