第4回 その名も「元気玉プロジェクト」!

――最初にお話になった「元気玉プロジェクト」について、もう少し詳しく聞かせてもらえますか。

 これは、震災被災地への長期的な支援も、永続的な人間の生きる社会においても人の成長を促すことのできるシステムだと考えています。復興には長い年月がかかると思いますが、その時間に必要なのは、被災地の方々が、自分たちの社会に必要なものを自ら考えて提案し、実現していくことだと思うんです。
 でも、そのためにはお金が必要ですから、被災地の方々や、実行したいアイデアを持つ人が提案する目標額に対して、皆さんに出資してもらおうというものです。

 具体的には、ウェブ上で寄せられたプロジェクトの内容を紹介し、それを見た人が「これはいい」とか「これなら協力できる」というプランにお金を出すという仕組みです。
 出資額は、誰でも参加できるように1000円か2000円くらいの小額から可能にします。ぼくらは、この出資者を「マイクロパトロン」と呼んでいます。つまり、被災地の復興を支える後援者という意味です。
 後援ですから、出資に見合う見返りはあまり期待できないのですが、そのあたりを含めて今、内容を詰めているところなので、詳細はリバース・プロジェクトのホームページやブログをご覧ください。

――しかし、それだとプロジェクトの内容次第で、達成度合いに差が出るでしょうね。

 当然、差は出るでしょうが、それはそれでいいと思っています。支援者の共感や、興味の高いものは、それだけ価値があるわけですし、共感が低い、協力したいと思わせないものはどこかに問題があるということでしょう。
 ですから、プロジェクトを立案するほうには、企画力が問われるでしょうし、プレゼンテーション能力も必要になる。一方の出資者にも事業を支えるという責任が生じる。ある意味、双方にとって自己を向上させていく機会にもなると思うんです。