• みずみずしい新緑の下を、水が勢いよく流れていく。ここは、高知県いの町にある白猪谷(しらいだに)。“四国三郎”の異名をもつ吉野川の源流だ。
  • 高知県手箱谷の滝。数段にわたって水が流れ落ち、谷に轟音が響く。
  • 吉野川に流れ込む祖谷川沿いの森で、クマガイソウが競うように花を咲かせていた。
  • 白猪谷の水面が新緑に染まる。川は季節ごとに色を変えながら流れ下っていく。
  • ブナの大木が愛媛と高知にまたがる伊吹山近くの森にそびえる。こうした木々が流れを生み育む。
  • 尾根を越える夕霧/愛媛県・瓶ケ森
  • 朝日に染まる霧氷のブナ/高知県・伊吹山
  • 雪解けのブナ/高知県・伊吹山
  • 霧氷のウラジロモミ/高知県・瓶ケ森
  • 夏の森/高知県・吉野川源流
  • ミネカエデの落ち葉/高知県・三嶺(みうね)
  • ヤマシャクヤクの群生/徳島県・寒峰
  • ブナとテン/愛媛県・石鎚山系
  • 森に還るカモシカの頭骨/高知県・三嶺
  • 林床のキノコ/愛媛県・石鎚山系
  • ブナの森に昇る13夜の月
  • ブナの芽吹き/高知県・石鎚山系
  • 谷に沈んだ楓の落ち葉/高知県・三嶺
  • 初秋の森/高知県・三嶺
  • 夜の森/高知県・剣山系
  • 朝日を受けて輝く霧氷のウラジロモミ(立ち枯れ)/高知県・瓶ケ森
  • 桂の老木/高知県・吉野川源流
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 本誌2011年5月号の「日本うるわし列島」に掲載された吉野川源流域のほか、四国の森を20年にわたって撮影してきた。山深くにある、人の手が入っていない原生の森々だ。「東日本の森に比べてワイルド。木々が切磋琢磨し、生き抜こうとするエネルギーを感じる」と語る。今回のフォトギャラリーでは、そんな四国の森の季節感あふれる作品を掲載した。

 1961年、高知県生まれ。小さいころから自然は好きだったが、写真はやらなかった。だが31歳でそれまでの仕事を辞め、フリーの写真家になる。「28歳のときに突然母親を亡くして、人生を考えた。人はいつ死ぬかわからない。やりたいことをやらなければと思った」。そんな折に、写真雑誌で前田真三氏の写真を見つけた。身近な自然を切り取る美しい写真に、自分がやりたいと思っていたことが重なった。

 多いときは1年に200日ほどフィールドへ出かけ、森と向き合う。たとえば霧氷の時期には、朝3時に家を出て夜明けを待つ。霧に覆われて5メートル先も見えないほどなのに、ある瞬間、風が吹いてぱっと霧が晴れ、朝焼けであたり一面真っ赤に染まったりする。「写真家をやめられないと感じる瞬間。そんな風景を写真で伝えることで、自然のことを感じてもらえるといいなと思う」

 5年ほど前から、四国以外にも白神山地や大山、屋久島を定期的に撮影するようになった。最近では、高知・室戸の海岸に沿った岩のある風景など、森以外のテーマにも取り組んでいる。

『ナショナル ジオグラフィック日本版』2011年5月号「日本うるわし列島」に、写真を追加して掲載した。

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