急速な経済成長を続ける中国は、再生可能エネルギーの導入において世界の先頭を走っている。

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環境大国を目指す中国

急速な経済成長を続ける中国は、再生可能エネルギーの導入において世界の先頭を走っている。

文=ビル・マッキベン 写真=グレッグ・ジラード

 世界第2位の経済大国に躍り出た中国は、温暖化ガスを世界で最も多く排出していると同時に、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーに最も多くの資金を投入している国だ。

 地球環境の将来は、世界経済をけん引するこの国に大きく左右されることになるだろう。ある研究所の推定では、2030年までに中国の発電量は、2005年当時の3.7倍に達するという。そのうち、再生可能エネルギー由来のものは5分の1程度しかなく、7割が石炭を燃やす火力発電で、石炭使用量は現在の2倍に増える。経済成長を続けるためには、石炭の利用は避けられないのだ。

 “地球にやさしい”国を目指す中国。その実現は可能なのか?

編集者から

 中国と環境問題。この二つの言葉からまず連想したのは、水や空気の汚染でした。2008年5月号「黄河崩壊」の写真が強烈に記憶に残っていたからです。

 ところが、今回紹介するのは、“環境にやさしい中国”という、この国の意外な一面。中国は今や、再生可能エネルギーの導入でも世界をリードしているのです。ただ、現在のペースでは、急激な地球温暖化を防ぐのは難しいようです。

 成長を止めるつもりのない中国と温暖化の問題をどう解決すべきか。特集の最後で一つの答えを提示しています。(編集M.N)

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