イースター島のロンゴロンゴ

 現地の言葉でラパ・ヌイと呼ばれるイースター島は、有人の島としては地球上で最も孤立した、文字通りの絶海の孤島だ。1000年以上前、島の住民が何百もの巨大な一枚岩の像を作った。モアイの名で知られるその像は、300年ほど前に発見されて以来、考古学者を惹きつけて止まない。

イースター島のモアイ像(写真:cotesebastien/iStockphoto)
イースター島のモアイ像(写真:cotesebastien/iStockphoto)
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 モアイ像は、凝灰岩の塊を彫って作られ、その後何らかの方法で運ばれて、石の台の上に載せられた。像は何のために作られ、高度な技術を持たない時代に、どのような方法で運ばれたのだろうか。

 島民は、像が歩いたのだと口をそろえる。未知の古代文明か宇宙人にしかなし得ない業だと主張する作家もいる。もう少し専門的な筋からは、フレームに載せて引っ張ったのではないかという説も出された。最近、考古学者が、島民の話が嘘ではない可能性があることを立証した。像は本当に歩いたのだ。モアイの接地面は平らではなく丸みを帯びているため、縄を使い、20人余りで両側から交互に引っ張って揺り動かすと、歩いているかのように前進させることができる。

 ヨーロッパの探検家がイースター島に初めて上陸した時には、多くのモアイは倒れており、存在理由を知っている島民は残っていなかった。モアイは戦闘グループのシンボルだったかもしれない。祭祀など、もっと平和的な目的で使われた可能性もある。

ロンゴロンゴが刻まれた杖の一部(チリ国立自然史博物館蔵)
ロンゴロンゴが刻まれた杖の一部(チリ国立自然史博物館蔵)
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 イースター島にまつわるもう一つの謎が、ロンゴロンゴと呼ばれる未解読の文字だ。ロンゴロンゴ文字が書かれた、木や石でできた平らな板が発見されている。その奇妙な象形文字は左から右に書かれ、次の行の文字は倒立した状態で右から左に書かれている。モアイ像と同じく、この文字についても謎の解明は進んでいない。

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