第1回 路線図が切り開いた鉄道好きへの道
――鉄道好きで知られる廣田さんですが、どういうきっかけで興味を持ったのですか。
もともと鉄道自体にはあまり興味がなかったんです。どちらかというと路線図のほうが好きで、そこから入りました。
小さいころから、東京メトロに乗るときは、駅でもらえる地下鉄路線図を、いつも持ち歩いていたんです。
――小さいころというと、いくつくらいの歳から?
幼稚園の年長さんのころだから、5歳か6歳ですね。
そのころも、ちょっと芸能活動をしていて、オーディションとかお稽古ごとで都心に出ることがあって、そういうとき地下鉄に乗るんですけど、路線図を見て「きれいだな、素敵だな」って思ったのが最初です。
――きれいというと、色に魅かれたのですか。
東京メトロの路線図は、それぞれの路線が色分けされていて、カラフルですし、シンプルにイラストっぽく描かれていて、ポップな感じがありますよね。それがすごく好きだったんです。
――地下鉄の路線図がお好きなら、この本をちょっと見ていただきましょう。このほど弊社から出版された『世界の美しい地下鉄マップ』で、世界166都市の路線図が網羅されています。
わぁ、すごい!
この表紙のグルグルうず巻きも路線図なんですね。