第3回 医療大麻で救われる人々と、私も服用してみました!

CBDオイルを服用してみたら…。
CBDオイルを服用してみたら…。
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 実をいうと、私が「シャーロッツ・ウエブ」を服用し始めて6週間が経つ。私は、10年以上も、砂漠から吹いて来る生暖かい風に悩まされてきた。「サンタアナ・ウインド」と呼ばれるこの風は、ロサンゼルス周辺では悪名高く、多くの人がアレルギーに苦しんでいる。私の場合は、発熱、喉の腫れ、関節の痛み他、インフルエンザのような症状で何日間も寝込んでしまう。

「抗アレルギー薬は効かないし、風はいつ吹くかわからないし、毎日が戦々恐々だ」と、ボニ・ゴールドスタイン医師(前回参照)に話したところ、「CBDオイルを試す価値があるのでは」と助言されたのだ。CBDには、免疫を調整し炎症を抑制する働きがあるとされる。

 ちなみに、長年「マリファナ=悪」の教育を受け、マリファナ未経験の私だが、CBDオイルの服用に関してはなんら抵抗がなかった。その理由としては、①THCがほぼ含まれていないのでハイになったりキマったりしない、②サプリメント扱いのためマリファナの重圧を感じない、 ③取材を進める中でマリファナが「秘める力」を実感したなどが挙げられる。

 ということで、6週間前から朝晩1日2回、各CBDオイルを舌下に服用し始めたのだけれど、最初の3週間はまったく効果が現れなかった。卑近な話だが、良質のCBDオイルはとっても高価だ(「シャーロッツ・ウエブ」=5000mgで275ドル、約3万円)。

「こんな高いくせに効かないなんて」と文句をたれていたら、じっくり説明書を読んだ家人が、「だって君、分量を間違えている」。うん? 数字に弱い私は適量の1/5しか服用していなかったのだ。効かないはずである。

 そこで、改めてきちんと25mgずつ服用したところ、これがなんだか良い感じなのだ。ロサンゼルスでは、このところ毎日のように「サンタアナ・ウインド」が吹き荒れているが、ややだるい日はあるものの寝込まずにすんでいる。これってプラセボ効果?(※) それともマジ?

 ところが、CBDオイルで“サンタアナ知らず”と機嫌よく暮らし始めた矢先のつい3日前、突如としていつもの症状が出てあえなくダウンしてしまった。やはりプラセボだったのか……。

 首を捻る私に、ゴールドスタイン医師は以下のように解説した。

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(※)偽の薬でも本物と信じて服用すると一定の治療効果が出る現象