第1回 新宿歌舞伎町から始まった裏社会取材

 ただ、海外の裏社会ネタは、出版社に売り込んでもなかなか売れないんですよ。「バンコクでは、オーストラリアのヤクザが、勢力を広げているようですよ」なんて言っても「そんな記事、使えるわけないだろ!」で終わり。

 よく考えると割りが合わないのですが、ライターの大先輩が「割りの合わないところにライバルはいない」と言っていたのを聞いて、その言葉がライターとして独立したばかりの自分を後押ししてくれたところはありました。自腹を切って旅をしながらネタを見つけ、それを書くということをずっと続けてきたのですが、『クレイジージャーニー』の演出の人が、僕の記事を読んでくださっていたようで、出演依頼の声がかかったんです。

――では、メキシコの麻薬戦争に話を移しましょう。

(つづく)

2011年。タイ・バンコクを取材中の丸山さん
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丸山ゴンザレス(まるやま ごんざれす)

1977年、宮城県生まれ。海外の危険地帯から裏社会や犯罪、国際ビジネスまで幅広い分野で活動するジャーナリスト。國學院大學大学院修了。大学院まで考古学を専攻し、日雇い派遣や測量会社を経てビジネス書出版社で編集者となり独立。編集者、作家業では丸山佑介名義。主な著書に『アジア罰当たり旅行』(彩図社)、『世界の危険に挑む99の言葉』(イースト・プレス)、『闇社会犯罪 日本人VS.外国人 悪い奴ほどグローバル』(さくら舎)、『アジア旅行最強ナビ』(辰巳出版)など。現在、発売中のDVD第二弾『クレイジージャーニー vol.2』(よしもとアール・アンド・シー)では丸山さんが東洋一のスラム街&銃密造村に潜入した回も収録!


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。