橋のライトアップが美しい隅田川(東京都中央区・江東区)

 隅田川といえば、国の重要文化財にも指定されている「清洲橋」「永代橋」「勝どき橋」が有名。毎晩21時頃までライトアップされていて、撮影スポットとしても人気のエリアだ。今回はそれら三つの橋と、独特の美しさとセンスを感じさせる「中央大橋」を併せて紹介したい。

2色のライトアップが美しい「勝どき橋」

【作例1】勝どき橋<br> 使用レンズ:16.0mm(16-35mm) シャッター速度:13秒 絞り:F11 感度:ISO200 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年3月2日 21時10分
【作例1】勝どき橋
使用レンズ:16.0mm(16-35mm) シャッター速度:13秒 絞り:F11 感度:ISO200 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年3月2日 21時10分
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 青と緑の2色のライトアップが特徴的な、歴史ある橋。隅田川の両岸に整備された隅田川テラスや、はとば公園などが撮影スポットとして人気となっている。作例は隅田川テラスから、超広角レンズで水面に反射した光を写し込んだ。橋の歩道からは築地市場や東京タワーも一緒に写せる。

広角レンズでの撮影も楽しい「永代橋」

【作例2】永代橋<br> 使用レンズ:16.0mm(16-35mm) シャッター速度:2.5秒 絞り:F8 感度:ISO200 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年2月25日 20時53分
【作例2】永代橋
使用レンズ:16.0mm(16-35mm) シャッター速度:2.5秒 絞り:F8 感度:ISO200 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年2月25日 20時53分
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 ブルーに美しく輝く橋で、隅田川の両岸にある新川公園や永代公園が撮影スポットとして定番だ。また橋の歩道から、広角レンズでアーチ橋を写す構図にも人気がある。歩道は自転車や歩行者の通行が多いため、タイミングを見計らってシャッター速度は2~3秒程度に抑えておくのが良いだろう。

スカイツリーを背景に撮る「清洲橋」

【作例3】清洲橋<br> 使用レンズ:75mm(24-105mm) シャッター速度:13秒 絞り:F11 感度:ISO160 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年2月25日 20時11分
【作例3】清洲橋
使用レンズ:75mm(24-105mm) シャッター速度:13秒 絞り:F11 感度:ISO160 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年2月25日 20時11分
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 ピンク色のライトアップが、独特の美しさを感じさせてくれる橋。清洲橋の東側にある隅田川テラスから撮影すれば、作例のように東京スカイツリーを一緒に写せるだろう。東京スカイツリーを引き寄せて、大きく見せるなら70mm前後(35mm換算)の焦点距離で撮影できる標準~望遠レンズを持参したい。

都市景観やデザインを意識した「中央大橋」

【作例3】中央大橋<br> 使用レンズ:29.0mm(16-35mm) シャッター速度:15秒 絞り:F8 感度:ISO200 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年3月2日 19時48分
【作例3】中央大橋
使用レンズ:29.0mm(16-35mm) シャッター速度:15秒 絞り:F8 感度:ISO200 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年3月2日 19時48分
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 意外に知られていないが、中央大橋はレインボーブリッジと同じ日に開通した。ほかの橋に比べて都市景観やデザインを意識していて、白色の水銀灯と暖色系のカクテル光が特徴的だ。橋の歩道からは永代橋と東京スカイツリーを写せるが、作例は中央大橋の南側にある佃公園から遠くに永代橋が写り込むような構図を狙った。

   ☆   ☆   ☆

 隅田川に架かる橋のライトアップは、時間が限られている。1日でたっぷり回るなら、日没の早い秋~冬にかけての時期がお勧めだ。撮影スポット間の距離も離れていて、徒歩での移動がメインとなるため、特に夏場は1日ごとに1つの橋をじっくりと撮影するのも良いだろう。

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岩﨑拓哉

夜景写真家。1980年大阪府出身。法政大学経済学部卒。神奈川県川崎市在住。 総合・国内旅行業務取扱管理者(資格取得)。照明学会認定・照明コンサルタント。 2003年より夜景写真家として活動。翌年より夜景専門サイト「夜景INFO」「夜景壁紙.com」などを開設(合わせて年間約1,000万PV)。 日本全国・海外約2000カ所で夜景を撮影し、セミナー講師、出版物など夜景特集の監修も手掛ける。

主な出演メディアとしてNHK@首都圏「ひるまえほっと」、NHK BS「絶景! 感動! 東京湾ナイトクルーズ」、BS JAPAN「日経プラスワンをみてみよう」、日経新聞プラスワン、朝日新聞、東京新聞、Yahoo Japan!「花火大会&夏祭り特集 2014」など。