室蘭の街夜景を一望できる「測量山展望台」(北海道室蘭市)

【作例1】トワイライトに映える北西向きの明かり<br> 使用レンズ:15-30mm(15.0mm) シャッター速度:13秒 絞り:F9 感度:ISO400 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年10月7日 17時56分
【作例1】トワイライトに映える北西向きの明かり
使用レンズ:15-30mm(15.0mm) シャッター速度:13秒 絞り:F9 感度:ISO400 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年10月7日 17時56分
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 北海道の夜景と言えば函館・札幌・小樽の「北海道三大夜景」が有名だ。だが、忘れてならないのが、古くから工業都市として栄えてきた北海道室蘭市の夜景。深夜0時までライトアップされる白鳥大橋や工場夜景など被写体には事欠かず、市内の至る所に撮影スポットがある。そのため、夜景ファンの間でも根強い人気を誇っている。

 室蘭市内に数多くある撮影スポットのなかでも、とりわけ「測量山展望台」に訪れる人は多い。この展望台は標高約200mの山頂に整備されていて、市街地を中心に360度の眺望が広がる。街との距離もほど良く、室蘭市内を一望できる視界が特徴だ。

 札幌市から室蘭市までは車で約1時間半程度。函館市からも2時間半程度でアクセスできるので、札幌や函館を観光したついでに気軽に立ち寄れる立地も魅力だ。

【作例2】ライトアップされた白鳥大橋<br> 使用レンズ:150-600mm(150.0mm) シャッター速度:5秒 絞り:F9 感度:ISO400 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年10月7日 17時45分
【作例2】ライトアップされた白鳥大橋
使用レンズ:150-600mm(150.0mm) シャッター速度:5秒 絞り:F9 感度:ISO400 ホワイトバランス:白色蛍光灯 撮影日時:2015年10月7日 17時45分
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風が強いので丈夫な三脚を用意

 展望台からは、ライトアップされた白鳥大橋やエネルギー工場の煙突、市街地や鉄工場の明かりまでとにかく広範囲に見渡せる。測量山ほど幅広いバリエーションの撮影が楽しめるスポットは全国的にも珍しい。作例1はトワイライトタイムに超広角レンズで撮影した。山頂に立つライトアップされた電波塔をアクセントに、赤みが残る西向きのグラデーションを写した。一方、作例2は超望遠レンズで白鳥大橋を切り取り、対岸のライトアップされた煙突も写し込んだ。

 2枚の写真は、同一の方角でほぼ同じ時間に撮影したものだ。だが、このように焦点距離を変えることで、あたかも異なる場所で撮影したような写真が撮れる。展望台は風が強い日が多いため、特に望遠レンズを使用する時は丈夫な三脚を用意し、ISO感度をやや高め(ISO400~)に設定して撮影するとよいだろう。

 周辺には、工場と白鳥大橋のコラボレーションが撮影できる「白鳥湾展望台」や、白鳥大橋を間近で撮影できる「白鳥大橋展望台」もある。あわせて訪れてみてほしい。

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岩﨑拓哉

夜景写真家。1980年大阪府出身。法政大学経済学部卒。神奈川県川崎市在住。 総合・国内旅行業務取扱管理者(資格取得)。照明学会認定・照明コンサルタント。 2003年より夜景写真家として活動。翌年より夜景専門サイト「夜景INFO」「夜景壁紙.com」などを開設(合わせて年間約1,000万PV)。 日本全国・海外約2000カ所で夜景を撮影し、セミナー講師、出版物など夜景特集の監修も手掛ける。

主な出演メディアとしてNHK@首都圏「ひるまえほっと」、NHK BS「絶景! 感動! 東京湾ナイトクルーズ」、BS JAPAN「日経プラスワンをみてみよう」、日経新聞プラスワン、朝日新聞、東京新聞、Yahoo Japan!「花火大会&夏祭り特集 2014」など。