さて、今回は時差ボケについての補講です。時差ボケは奥が深くて難解なテーマの一つなので、もっとわかりやすく解説しながら、時差ボケを軽くする対策について一緒に考えてみたいと思います。

 よろしくお願いしまーす!

 前回解説したように時差ボケの原因は大きく3つに分けられます。

時差ボケの原因
1)環境要因 機内での睡眠不足、低気圧による酸素不足、アルコールによる睡眠の質の低下、揺れによる乗り物酔い、疲労など
2)外的脱同調 睡眠担当の子時計と渡航先の昼夜リズム(生活時間)のズレ
3)内的脱同調 渡航先時刻に同調する速さが異なることで生じる子時計同士の時刻のズレ

 まず、1の環境要因は感覚的に分かるよね。睡眠医学的にはあまり「面白くない」部分なんだけど、旅行先での体調管理という点では影響が大きいんだ。普段の生活でも寝不足で体調を崩すことあるよね。旅行に向かう高揚感から軽い乗り物酔いに気づかない人もいるよ。

 2人は何か機内で時差ボケ対策してるかな?

 はい、私は青竹踏みでリラックス。高性能耳栓で雑音をシャットアウト。水分を十分にとって脱水対策です。

 ヒツジ、青竹って何だよ、年寄り臭いな(笑)
 俺はね、飛行前日にバリバリ徹夜。溜まった仕事をガーッとやる。そして眠気を溜めて機内で寝続ける! でもこの前は成田に向かう電車内で熟睡しちゃったんだよな、あれは大失敗だった。

 みんないろいろと工夫してるんだね。少し冷たい言い方に聞こえるかもしれないけど、この環境要因については自分で効果を実感できるメソッドを経験的に見つけ出すしかない。というのも、少し堅苦しく言えば、多くの人にキチンと効果があると実証された、機内でできる時差ボケ対策法がないんだ。青竹だって効果が出る人もいる、心理的効果も含めてね。トリ君も他人の時差ボケ対策を一概に効果が無いと決めつけちゃイカンよ。

 なんか、「鰯の頭も信心から」みたいな話だなぁ・・。

 いや、睡眠不足や低酸素、乗り物酔いなどは時差ボケのリスクを高めることは間違いないので、後は各自で対策をとってください、ということです。

 次は本題の外的脱同調と内的脱同調だ。この区別は難しいので頑張って勉強して欲しいな。

 外的脱同調は「睡眠担当の子時計と渡航先の昼夜リズム(生活時間)のズレ」ってことですが、親時計とかほかの子時計は影響しないんですか?

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