第58回 睡眠中の突然死を防ぐには

(イラスト:三島由美子)
(イラスト:三島由美子)
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 8月28日の朝日新聞にショッキングな記事が載った。過去10年間に亡くなった14歳以下の子ども約5千人について解剖記録などからその死因を分析した結果、虐待死や不注意による事故死など予防できる事故が4割近くもあったというのだ。

 個人的に目を引いたのは、「事故死」の半数以上が睡眠中の死亡であったことだ。子供、特に乳幼児は1日の半分弱を寝て過ごしているのだから、睡眠中に死亡する事例が一定数あることは不思議でない。しかし、事故というのは日中の活動中に起こりやすいイメージがある。溺死や誤嚥などの子供にありがちな事故死を遙かに上回っていたのは意外であった。

 また、具体的な事例として挙げられていた母親の腕枕やうつぶせ寝が原因と思われる窒息に驚いた方も多いのではないだろうか。添い寝に伴う窒息死については本コラムでも以前に触れたことがあるが(第36回「添い寝の功罪」)、このような調査結果を見せられると、添い寝問題についてもっと注意が喚起されても良いと感じる。

 朝日新聞では事故死に焦点が当てられていたが、睡眠中に体調不良で突然死するケースもある。しかも、睡眠中に亡くなるのは乳幼児や子どもに限らない。若者や働き盛りの壮年でも決して突然死とは無縁ではない。

 では、このような睡眠中の突然死はどのような原因で起こるのだろうか。

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