(イラスト:三島由美子)
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 月曜日が来るのが憂うつ。休日ゆっくりと過ごして睡眠不足も解消し、リフレッシュしたはずなのに月曜の朝がつらく、何とか起床しても倦怠感が強い。そんな翌日のことを思うと日曜の夕方くらいから気分が落ち込んでしまう。

 典型的な「ブルーマンデー」の症状である。休日が終わり、また1週間の勤務や通学が始まる億劫さに対する心理的反応として一般的に理解されている。よほどの仕事や勉強好きでもない限り、誰しも同じような気分を経験したことがあるだろう。日曜夜に放映されている国民的アニメの名前をとって「サザエさん症候群」という俗称もある。といっても「ブルーマンデー」自体が俗称であり、これに該当するような疾患があるわけではない。

 実際、「ブルーマンデー」を経験している大部分の人では、そのために生活に大きな支障が出るようなことはほとんどない。気重だな、と思いつついったん仕事に出かけてしまえば、後は日々のルーチンワークの中で活発さを取り戻す。ただ、夜型傾向が強い人は少し事情が異なる。寝起きが格段に悪く、日中のパフォーマンスも数日低下したままで、時には抑うつ状態に陥ることもある。このような強い「ブルーマンデー」に悩む夜型の人々の体内では一体何が起こっているのだろうか。

 本コラムでは以前にも紹介したが、体内時計の「1日の長さ(周期)」は人によって異なり、その人の朝型夜型傾向に深く関わっている。私たちが特殊な施設で日本人約20名を対象に精密測定した体内時計周期は平均で24時間10分。人数が少ないと言うなかれ。この測定は非常に大変なのである。そのような少人数での測定値においても、23時間50分程度の短周期の人から、24時間30分超の長周期の人まで、40分以上の個人差が見られた。ハーバード大学が白人を対象に測定した結果も驚くほど合致しているので、周期の長さやばらつきに人種差はないようだ。

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