巨大昆虫にも会える!特別展「昆虫」に行ってみた
美しい昆虫、すごい形の昆虫
ここではいろんな昆虫の標本に出会えます。昆虫少年必見の「世界のカブトムシ・クワガタムシ」のほか、チョウやタマムシなど「美しい昆虫」もたくさん展示されています。
このあたりの展示を監修したのが、九州大学総合研究博物館の丸山宗利さん。なかでも注目は、丸山さんが自ら採集してきたツノゼミをたっぷり展示した「すごい形の昆虫」です。(参考記事:「生命を包む美しく硬い翅/丸山宗利」)
頭の上に丸いコブが4つもあるマルヨツコブツノゼミや三日月みたいな形のミカヅキツノゼミなど、なぜこんな形になったのか、研究者にもわからない虫たちが並んでいます。ただし、ツノゼミはどれも思いのほか小さいので、見逃さないようご注意を!(参考記事:「『タケコプター』を付けた不思議なヨツコブツノゼミ」、「魔女の顔に見える? ツノゼミ写真館」)
ツノゼミエリアの横には黒い、謎の部屋。「Gの部屋(閲覧注意)」と書かれています。そう、ゴキブリの部屋です。なぜかここだけ標本のほかにも「生きているG」が展示されています。
「世界のゴキブリの99%は、森の中で重要な役割を担っています。きれいなゴキブリやかっこいいゴキブリもいることをぜひ知ってほしい」と丸山さん。家で見かけるGのようにすばしっこくないので、こわくはありません。ぜひご入室ください。(参考記事:「南米の光るゴキブリ、有毒昆虫を擬態」)