巨大昆虫にも会える!特別展「昆虫」に行ってみた

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 東京・上野の国立科学博物館(科博)で開催されている特別展「昆虫」にお邪魔してきました(2018年10月8日まで開催)。

 恐竜から古代文明、深海、チョコレートにいたるまで、さまざまな特別展を催してきた同博物館ですが、意外にも昆虫をテーマにした特別展は今回が初めてだそう。(参考記事:「特別展「深海2017」に行ってみた。 写真17点」

 つまり、展示を担当する昆虫学者の方々にしてみれば、世の中のみなさまに昆虫の奥深い世界、さらには自身の昆虫愛を知っていただくまたとない機会。展示に熱がこもるのも当然でしょう。そんなわけでここでは、今回の特別展を監修している研究者に聞いた「これだけは見てほしい」展示を、写真とともにご紹介します。

ハチ研究者も納得の巨大バチ

 会場に入ると、いきなり目に飛び込んでくるのが巨大なハチ。

ニホンミツバチの巨大模型
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「私がぜひ見てほしいのが、このニホンミツバチの模型です」と語るのは、国立科学博物館のハチ研究者、井手竜也さん。

「かなり苦労しました。難しかったのは全体の造形。試作品を見ては『フォルムが何かおかしい』と。何度も繰り返し修正してもらいました。触角の節の数や、脚の先の毛の生え方まで細部にもこだわったおかげで、驚くほど完成度が高まりました」

 確かに目ヂカラや毛深さなど、巨大模型ならではの迫力が。恐竜や哺乳類とちがって、そもそも昆虫はどれも小さいですから、拡大すると新たな発見があります。(参考記事:「消えゆくヒマラヤの蜂蜜採り」

 クワガタやセミ、蚊の巨大模型もあります。いずれも実際の体長が数ミリから数センチしかない昆虫を、2メートルほどに拡大したものです。

 巨大昆虫ゾーンを過ぎると、続いて「昆虫の多様性」ゾーンに入ります。

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