特別展「深海2017」に行ってみた。 写真17点
7月11日(火)から始まった国立科学博物館の特別展「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」に行ってきました。
科博の深海展といえば、ダイオウイカブームが最高潮に達した2013年の夏に行われたことをご記憶の方も多いのではないでしょうか。あのときは「イカ大王」なる謎キャラまで登場し(覚えてます?)、展覧会は大いに盛り上がりました。
その一方で、まだ4年しかたっていないし、スター不在とも言える2017年にまた同じテーマでやって大丈夫!? と、主催者でもないのにハラハラしていたのですが、結論から言うと、そんな心配はまったく無用。「ご協力をいただいた研究機関、動員した研究者、いずれも前回の倍以上」と総合監修者である国立科学博物館・動物研究部長の倉持利明さんが胸を張るとおり、展示の見ごたえは前回以上。深海のさまざまな魅力がしっかりと伝わる充実ぶりでした。
また、もう1人の総合監修者である海洋研究開発機構(JAMSTEC)・海洋生物多様性研究分野長の藤倉克則さんいわく、2013年のテーマは「深海すごい」だったのに対して、今回のテーマは「深海研究すごい」。その言葉通り、最先端の研究成果が詳しく解説されています。
それでは、さっそく中にDIVE!
深海展らしく、こんな入口です。入ってすぐは「〈第1章〉 深海とは」という解説展示なのですが(奥にちょっと見えます)、それは会場でお読みいただくとして、ここでは標本が並ぶ「〈第2章〉 深海と生物」から紹介します。なお、今回は主催者のひとつであるJAMSTECが大活躍しています。「深海とは」の内容にご興味のある方は、ぜひこちらの連載もお読みください。