「海のハンター展」に行ってみた。初公開のホホジロザメは大迫力、写真16点
これは「深海」のサメ。白っぽいのはミツクリザメです。エサをとるときに上顎と下顎が前に飛び出す様子から、英語ではゴブリン・シャーク、「悪魔のサメ」と呼ばれるという話を聞いたこともあるのでは。下左はラブカです。ほかのサメと違って口が先端にあり、原始的な形をとどめていることがよくわかります。パペットみたいでかわいいかも!?
「極域」の天井からはイッカクの骨格がぶら下がっていました。ツノのように見えるのは変形した歯ですが、オスしかないことから、エサをとる行動とは関係がなくメスへのアピールだそうです。
その隣にいたのがこれ。「外洋」の生きものですが、なんだかわかりますか?
答えはシャチ。1本1本がまるで砲弾のような見事な歯。ただし、生え変わることはなく、先も鋭くないので、基本的には顎の強い力で獲物を捕らえるとのこと。圧倒的なパワーと知能を誇るシャチは間違いなく海の覇者です。
「外洋」にはクロマグロやアカマンボウなどの魚のほかに鳥も多かったです。クロマグロとフウライカジキの間を高く飛んでいるのはワタリアホウドリ。アホウドリをはじめ、海鳥のクチバシの先がカギ状に曲がっているのは魚が逃げないようになっているから。
「ナショジオ トピックス」最新記事
バックナンバー一覧へ- 世界の女性は今「女として生きること」をどう考えているのか、4人の証言
- 宝石をカガクする! 特別展「宝石」 監修者が見どころを解説
- 監修者が解説、特別展「ポンペイ」の見どころ、2000年前が鮮やかに蘇る
- これがドードーの頭部(ミイラ)だ!
- アリスとドードーの自然史博物館に行ってみた!
- ドードーを一躍有名にした『アリス』の聖地と"as dead as the dodo"
- 新種と判明、古代ワニに「誤飲防止弁」を発見、水辺進出の始まり【研究者本人が解説】
- ネオニコチノイド系殺虫剤を使い始めた1993年に起きたこと
- EUでは屋外の使用禁止も、ネオニコチノイド系殺虫剤とは
- ウナギとワカサギが激減した宍道湖