「海のハンター展」に行ってみた。初公開のホホジロザメは大迫力、写真16点

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 ずいぶん自分が小さくなった気がします。

 いちばん左の鳥の顔のような骨はショニサウルスという魚竜です。世界初の3次元復元骨格で、全長約21メートルのうちの頭部だけ。歯はないので、ヒゲクジラのようにヒゲがあって小さなエサをろ過して食べていた可能性もあるそうです。復元図を見てもクジラっぽい感じです。中央上はタラソメドンという首長竜で、全長10メートル以上。鋭い歯があり、胃に魚や貝がある化石が見つかっていることから、比較的小さな獲物を丸のみにしていた模様。いずれも「中生代」に暮らしていました。

 右のサメは「新生代」の2800万年前から260万年前にかけて、温かい海に暮らしていた史上最大で最強のサメ、カルカロドン・メガロドンです。模型の全長は12.5メートルですが、20メートルに達したものもあるとのこと。

「カルカロドン」はホホジロザメ属を表し、メガロドンは「巨大な歯」という意味です。軟骨をもつサメなので、化石は歯しか見つかっていませんが、頭にある小さな穴や肌のシワなどを見ればわかるように、ホホジロザメを参考に精巧な模型を復元しました。

 なぜこの一画に大きなものが集まっているのかというと、大きくなると、速く泳げたり、飢えに強かったり、そして、ほかのハンターに食べられにくくなるということで、「大型化」は「顎」「歯」と並ぶ進化のキーワードだそうです。それでも、新たに進化した別の種に負けて絶滅するわけですが。メガロドンは気候の寒冷化に加え、獲物をめぐってシャチやホホジロザメに競り負けたみたいです。

 このへんで第1章の「太古の海のプレデター」は終了。次からはいまのハンターたちを紹介するコーナーです。メインの第2章「大海原のハンター」では「深海」「極域」「外洋」「浅海」という区分ごとに、さまざまな標本が並んでいました。