ヨルダンにいる大量の難民に次々と苦難が降りかかる。大部分が感染は免れたが、失業や困窮からは逃れられなかった。
未知のウイルスを解明するための試行錯誤が続いている。科学は常にこうしたプロセスを経て進歩してきた。見ていて不安に感じるかもしれないが、それがこの疫病に勝つ唯一の道だ。
新型コロナウイルス感染者をケアする医療従事者は疲れ果て、恐怖を口にするが、自分がやるしかないことはわかっている。
多くの人に新型コロナウイルスを感染させるスーパースプレッダーの特徴は何なのか。排出する微粒子の量や性質が関係すると考えられ、研究が進められている。
過剰で危険な炎症を引き起こす「スーパー抗原」。それとよく似たものが新型コロナウイルスのスパイクと呼ばれる部分で見つかった。子どもの重症化に関与している可能性があるという。
コロナ「誤情報」はなぜ、どこからどのように広まるのか? 研究
誤情報の内容と発信源の1位はそれぞれ圧倒的な差をつけていた。誤情報の見え方やどこから来るのかを知れば、事実を正しく認識する助けになるという。
注射器の製造に2年かかるという話もあるなかで、どうすれば「公平な」接種を実現できるだろうか? 米保健当局は今、完成が近づく新型コロナワクチンの難題と格闘している。
妊娠中にコロナに感染した場合の症状の経過はデータが少なかったが、米国では現在、大規模で包括的な調査が行われている。
感染症の流行が起こるたびに繰り返される、集団免疫と自然感染についての議論。確実な対策は有効率の高いワクチンだ。
シリーズ「集団免疫は確立できるのか?」第2回。天然痘の根絶を目指して大規模なワクチン接種プログラムを実施したものの、アフリカなどではなかなか根絶できなかった。そんななか、感染リスクの濃淡を考慮した戦略が突破口となる。
シリーズ「集団免疫は確立できるのか?」第3回。各国で開発が進む新型コロナのワクチン。終息に向けて重要なのはその「有効率」だ。果たしてどれほどあればよいのか。最新研究とともに紹介する。
新型コロナで入院したトランプ氏には、臨床試験がまだ終わっていない「抗体医薬品」も投与された。そのうちの1つ、モノクローナル抗体を解説する。
今年はインフルエンザの予防接種を止めるべきではない、2人の感染症の専門家がその理由を教えてくれる。
「貧困への逆戻りが起きる」ビル・ゲイツ氏に聞くコロナ下の世界
ビル・ゲイツ氏は新型コロナのパンデミックに見舞われた世界をどう見ているのか。貧困解消が後退した現実や、ワクチン配布に対する考え、今後への期待についてナショナル ジオグラフィック編集長が聞いた。
ゲイツ財団の年次レポートは、世界の不平等がコロナ禍で一気に拡大した実態を浮き彫りにし、ワクチン配布で世界的な協力体制を呼びかけている。