第73回 カロリーなんて気にしない!カナダの名物料理とは

 フライドポテトにとろりとしたソースとたっぷりのチーズ。その料理を見た時、雨が降っていたにもかかわらず私は小躍りした。「ジャンクフード好きには最強の組み合わせじゃないか!」と。

 時は少々さかのぼって昨秋のこと。世界最大級の旅の見本市「ツーリズムEXPOジャパン2018」を訪れるため、私は東京臨海高速鉄道りんかい線の国際展示場駅に降り立った。世界各国の文化を体験できるからと毎年訪れているイベントで、過去にもパラグアイ(第10回参照)やキルギス(第55回参照)のソウルフードに出会うきっかけとなっている。

 駅から会場の東京国際展示場(東京ビッグサイト)までは歩いて7分ほどかかるのだが、観光イベントだけあってその道のりにはたくさんの飲食・物産ブースが並んでいた。雨で肌寒いせいか人通りが少ない中で、あるブースからひときわ大きな声が聞こえてくる。

「カナダのプティーン(プーティンとも)はめちゃくちゃおいしいよー!」

 その声に導かれてブースを覗いたところ、チーズとソースがかかったフライドポテトが湯気を立てていたのだ。

「プティーンはカナダの国民食の一つ。特に発祥地であるケベック州の人たちが愛してやまないものですね」

 店頭に立つロバート・マクレガーさんがそう教えてくれた。このブースはカナダ東部・ケベック州最大の都市・モントリオールで創業したファストフード店「Frite Alors!(フリット・アロー)」が、プティーンを日本に広めようと出店したものだという。以前、日本に住んでいたこともあるロバートさんはその手伝いをしているそうだ。カナダ人が好きだというプティーン、ぜひともいただこうじゃないか。

フリット・アローはカナダのほか、フランスのリヨンにも展開。ロバートさん(右)たちは日本でのフランチャイズを目指している
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