ハッブル望遠鏡 50の傑作画像 その5

ふとっちょ銀河団の体重

2014年4月、ハッブル宇宙望遠鏡が収集したデータを使って、既知の遠方の銀河団の中で最も重いACT-CL J0102-4915銀河団の質量が推定された。スペイン語で「ふとっちょ」を意味する「エル・ゴルド」という愛称を持つこの銀河団は70億光年の彼方にある。天文学者は、エル・ゴルド銀河団の重力が背景の銀河の画像をどれだけ歪ませているかを測定することにより、この銀河団が太陽の3000兆倍もの質量を持つことを示した。これは、以前の見積もりより43%も重い。地球から比較的近いところでは同じくらい重い銀河団が見つかっているが、これだけ古い銀河団(現在138億歳と見積もられている宇宙が約半分の年齢だった時代の銀河団)でここまで重いものは、ほかに見つかっていない。NASA, ESA, and J. Jee (University of California, Davis)

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