第109回 コンゴウインコのカップルはいつも仲良し

 クリスマスをイメージしつつ、ぼくが選んだ昆虫たちの写真を、四季のない熱帯コスタリカからお届けします♪

クリスマスツリーとイルミネーション

バラノトゲツノゼミの一種(カメムシ目:ツノゼミ科:バラノトゲツノゼミ属)
Treehoppers, Umbonia ataliba
先週、ナナフシの餌の葉を採りに家の前の林道を行くと、マメ科のInga sierraeの若木にバラノトゲツノゼミの若い成虫の群れがいた。大きいのがメスで小さいのがオス。背中のツノのトゲはバラノトゲツノゼミの中でも鋭く、刺さると痛い。
体長:7~10 mm 撮影地:モンテベルデ、コスタリカ
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クリスマスリース

バラノトゲツノゼミの一種(カメムシ目:ツノゼミ科:バラノトゲツノゼミ属)
Treehoppers, Umbonia ataliba
隙間無く群れている若い成虫たち。数年前、首都サン・ホセ近郊の道路沿いのマメ科の並木で見つけた。1本の枝に何百もいて、おそらく全体で1000匹はいただろう。
体長:7~10 mm 撮影地:サン・ラモン・デ・トレス・リオス、コスタリカ
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イルミネーション

アシナガバエの一種(ハエ目:アシナガバエ科)
An aggregation of long-legged flies, Symbolia sp.
夜中、懐中電灯を片手にカリブ海側の湿度の高い森の小川沿いを行くと、光に反射する物体が葉の裏に・・・シンボリアという属のアシナガバエが群れていた!眼が赤く、ボディーは、メタリックグリーンからメタリックブルー、翅は透明、でも角度によって色が変わる。
体長:約3 mm 撮影地:サン・ラモン、コスタリカ
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『ミラクル昆虫ワールド コスタリカ』 西田賢司

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定価:1800円+税、128ページ、オールカラー

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西田賢司

西田賢司(にしだ けんじ)

1972年、大阪府生まれ。中学卒業後に米国へ渡り、大学で生物学を専攻する。1998年からコスタリカ大学で蝶や蛾の生態を主に研究。昆虫を見つける目のよさに定評があり、東南アジアやオーストラリア、中南米での調査も依頼される。現在は、コスタリカの大学や世界各国の研究機関から依頼を受けて、昆虫の調査やプロジェクトに携わっている。第5回「モンベル・チャレンジ・アワード」受賞。著書に『わっ! ヘンな虫 探検昆虫学者の珍虫ファイル』(徳間書店)など。
本人のホームページはhttp://www.kenjinishida.net/jp/indexjp.html