第131回 細長いツノゼミ、ポリグリプタ

ぽっちゃりピソちゃんハシゴを登る!
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 前回紹介した、屋根の上で暮らし始めたピソちゃん。ハシゴを登る様子をきちんと見たかったので、早速ハジゴの上の方に定点センサーカメラを地面に向けて設置してみた。

 いきなり撮影成功! カメラを警戒することなく登り降りするピソちゃんが撮れた。

 動画を確認していて気づいたことが2つある。1つ目は、登るときよりも降りるときに時間がかかること。2つ目はピソちゃんの右後ろ、お尻の上の方に丸い傷痕があることだ。

ハシゴを登ってくるピソちゃん(8秒)

 動画では分かりにくいが、脚の動かし方になんとなく特徴があるように見える。登りはスタ、スタ、スタと行く。降りるのは、そう容易でなさそうだ。次の降りるときの動画では、右足の甲をハシゴの段に引っ掛けているように見える。器用なものだ! ぼくが四つんばいになって、頭の方からハシゴを降りようと試みたが、到底ムリだった(笑)。

ハシゴを降りていくピソちゃん(14秒)。右足をハシゴの段に引っ掛けながら降りていく感じだ。

 お尻の上に丸い傷痕のぽっちゃりピソちゃんは、よく家やラボの周りをウロウロしていて、今日も屋根の上で元気に暮らしている。

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西田賢司

西田賢司(にしだ けんじ)

1972年、大阪府生まれ。中学卒業後に米国へ渡り、大学で生物学を専攻する。1998年からコスタリカ大学で蝶や蛾の生態を主に研究。昆虫を見つける目のよさに定評があり、東南アジアやオーストラリア、中南米での調査も依頼される。現在は、コスタリカの大学や世界各国の研究機関から依頼を受けて、昆虫の調査やプロジェクトに携わっている。第5回「モンベル・チャレンジ・アワード」受賞。著書に『わっ! ヘンな虫 探検昆虫学者の珍虫ファイル』(徳間書店)など。
本人のホームページはhttp://www.kenjinishida.net/jp/indexjp.html