ヨーロッパで勢いを増すナチス・ドイツは技術開発に力を注ぎ、さらなる勢力拡大をもくろむ。電撃戦を可能にした戦車・爆撃機をはじめ、要塞に至るまで、それらが実際に使用された戦地に専門家が足を運び、その詳細を紹介。ヒトラーの権力掌握と第三帝国の繁栄に貢献した側近たちが、総統と共にかつてない巨大な社会構造を作り上げたその手腕にも注目する。激化する戦争の中で生み出された数々の兵器は、いかに世界を変えたのか?

ナレーター:三宅健太

■二カ国語
■60分x7話

一部のエピソードをご紹介

「ソ連との大戦車戦」
 西ヨーロッパを席巻したナチス・ドイツは次にソ連に目を向ける。そして1941年6月、バルバロッサ作戦を開始。しかし手ごわいソ連赤軍を簡単には打ち負かすことができず、国民を総動員した総力戦へと突入。1943年、史上最大の戦車戦と言われるクルスクの戦いが繰り広げられ、その後ドイツ軍は目的を達成することなく撤退を余儀なくされた。追い詰められたドイツは国土を守るため、高い技術力を駆使して国境近くに防衛線を築く。

「ドイツ空軍の主力爆撃機」
 第一次世界大戦で敗北しベルサイユ条約で空軍を保有することを禁じられていたドイツ。しかしヒトラーは水面下で再軍備を進め、1935年、ドイツ空軍の創設を世界に向け発表する。第二次世界大戦が始まり、ハインケルHe111や高速爆撃機のユンカースJu88など、数々の名機が誕生。戦況を覆すには至らなかったが、終戦間際にはジェット推進爆撃機Ar234も生み出される。現代の技術革新に繋がる、当時の極秘施設にカメラが迫る。

「巨大要塞」
 世界征服に向け戦争を繰り広げるヒトラーには、連合軍の攻撃から第三帝国の領土を守るための要塞が必要だった。海からの侵攻を恐れ「大西洋の壁」の北端に位置するノルウェー沿岸に数々の要塞を建造し、極寒の地にドイツ軍を送り込む。ここはソ連を攻撃する拠点としても重要な場所だった。戦争終盤、ヨーロッパ南部のイタリア半島には複数の防衛線を構築。起伏に富む地形を利用して恐るべき兵器を設置し、迫りくる敵を待ち受ける。

★「ナチスドイツの巨大建造物 戦争への備え」の詳細は番組ページをご覧ください。 (外部サイトへリンクします。)

2019/08/12 更新