数多くの独裁者が形作った世界。それは、なぜ実現可能だったのか。権力をつかみ、そして握り続けるために、彼らはどのような方法を使ったのか。対抗する勢力をどのように抑えたのか。そして彼らの政権に転落と終わりをもたらしたものは何か。20世紀の独裁者6人の策略を検証し、これらの重大な問いに答える。

■字幕
■60分×6話

一部のエピソードをご紹介

「永遠の指導者 金日成」
 北朝鮮を世界有数の統制社会に変貌させた金日成(キム・イルソン)の策略を検証する。1950年頃に権力を握って以来、金日成の政権は民衆の生活のあらゆる面だけでなく、人々の現実の受け止め方まで、型にはめようとしてきた。現在では、金日成の孫である金正恩(キム・ジョンウン)が、家族の伝統にならい絶対的な権力を振るっている。金ファミリーは神であり、北朝鮮は地上の楽園だと民衆に信じさせているのだ。

「冷酷な指導者 サッダーム・フセイン」
 暴力、脅迫、拷問などの残虐な手段を利用してイラクを約四半世紀支配した指導者サッダーム・フセイン。なぜ彼はこれほど長い間、支配者の座につくことができたのか。若い頃から独裁的指導者としての本能を培ってきた彼の行動は、徐々に過激さを増していく。イラン・イラク戦争、クルド人への攻撃、湾岸戦争、イラク戦争。様々な戦いを生みだしてきた彼が、どのようにして人々を支配してきたのか。その策略を検証する。

「独裁の先駆者 ベニート・ムッソリーニ」
 極右勢力が台頭する現代は、ムッソリーニの時代に重なる。ファシズムの生みの親ムッソリーニは、忘れられがちだったが、今また存在感を増している。ファシズムはどのように生まれ、巨大に育ったのか。祖国イタリアを思う社会主義ジャーナリストだったムッソリーニは、どのような策略をめぐらせて権力の座に就いたのか。独裁政権の先駆けであり、ヒトラーに尊敬されていたというムッソリーニの、失脚や壮絶な最期も検証する。

「スペイン内戦の覇者 フランコ将軍」
 ヨーロッパ史上最長となる35年間の独裁政権を維持したフランシスコ・フランコ。いじめられっ子の小柄な少年であったフランコは、没落したスペイン帝国の復活を夢見て陸軍将校となり、いつしかカリスマを身につけ、スペイン内戦を勝ち残り独裁者への階段を上り詰めてゆく。社会主義と伝統主義に二分されたスペインを戦乱の渦に巻き込みながら、フランコはどのように人民を支配し、長期政権を実現させたのか。その戦術を紹介する。

★「独裁者のルール」の詳細は番組ページをご覧ください。 (外部サイトへリンクします。)

2018/08/01 更新