ナショナル ジオグラフィック(TV)は、「ナショナル ジオグラフィック ドキュメンタリーフィルムズ」の新作短編映画4作品をYoutubeで無料公開します。

 今回公開するのは、アカデミー賞受賞歴を持つ制作会社Grain Mediaとノーベル賞、そしてナショジオとのコラボレーションによる作品群。「イスラム国」(IS)に破壊されたイラクの町で地雷を撤去する女性を追った『イントゥ・ザ・ファイア』や、モザンビークに残された手付かずの森を調査する『天空の森』など、いずれもこれまでのノーベル平和賞に触発された作品です。ぜひご覧ください。



『イントゥ・ザ・ファイア』

 イラクに住むヤジディ教徒たちは「イスラム国」(IS)に虐殺され、町を破壊された悲しい過去を持つ。彼らが住む町にはISが残した大量の地雷が埋まっており、いまだに多くの人々が命を落としている。少しでもそのような事故を減らすため、ハナ・カイダーという女性を筆頭に、女性だけで構成された地雷処理班が日々、命を落とす危険と隣り合わせで地雷を探し続けている。彼女たちの活動の全貌と、戦慄の戦争の体験談とトラウマをカメラに収めた。


『天空の森』

 人類が足を踏み入れたことがない、モザンビークの森林へと調査へ向かう科学者たちを追う。彼らが目標とするのは気候変動がもたらす地球への影響と、気候変動の暗いシナリオを書きかえるヒントを探し当てるため。しかし目当ての森林は山頂に位置しており、科学者たちの目の前には100mもの岩壁がそびえるなど、大きな挑戦が待ち受けている。


『人として歩む』

 紛争によって分裂し傷ついた南スーダンに住むマクールという男性を追う。彼は10年前、脚に銃弾を受け、脚部切断を余儀なくされた。人生を悲観して自ら命を絶とうと考えていた彼だが、義足を手に入れてから将来への希望を見つけたという。彼は今、同じように紛争が原因で脚を失った人々に義足を届けるべく、国中を自転車で巡りながらサポート活動を続けている。


『未完成交響曲』 8月21日公開

 南アフリカでは過去数十年、人種の分裂が原因で暴力、そして紛争が起きている。そんな問題を音楽の力で克服しようと活動しているオーケストラに所属する2人の音楽家にカメラは密着。ソウェトという郊外の町出身の黒人チェロ奏者と、裕福な上級階級出身の白人バイオリン奏者。そんな2人の生活の違いや家庭環境からは、人種間での大きな隔たりが浮き彫りになるが、彼らの活動を通して明るい南アフリカの未来も見えてくる。