本書の内容

かつては、こんな絶景があった!

ダムに沈んだ美しい渓谷、100年前の旅人に愛された大木、急速に縮小する湖──失われた絶景、絶滅した動物、消えてしまうかもしれない風景を写真で旅する。
消滅の瀬戸際にある場所、危機から回復した場所なども紹介。

目次

はじめに

i アフリカ

chapter01 川の流れを変えた世紀のダム事業 ナイル川
chapter02 砂漠の真ん中に生き残った木 テネレの木
chapter03 フラミンゴの湖 ナクル湖のフラミンゴ
chapter04 固有種が豊富な島の熱帯雨林 マダガスカルの熱帯森林
chapter05 角が狙われるサイ キタシロサイ
chapter06 赤道直下の氷河 キリマンジャロの氷河
chapter07 二〇〇〇万人の命の湖 チャド湖
chapter08 探検家の手紙を託された木 チャップマンのバオバブ

ii ユーラシア西部

chapter09 乾燥地帯の巨大湖 アラル海
chapter10 ユニコーンのモデルが駆ける砂漠 アラビアオリックス保護区
chapter11 復活したヨーロッパ最大の陸上動物 ビャウォヴィエジャの森のヨーロッパバイソン
chapter12 縮んでいく氷河 アレッチ氷河

iii ユーラシア東部

chapter13 再生したマングローブ林 カンザーのマングローブ林
chapter14 水と緑が織りなす秘境の絶景 九寨溝
chapter15 女神が棲む大河 長江三峡
chapter16 日本で二番目に大きい豊かな汽水湖 八郎潟
chapter17 江戸の暮らしを支えた干潟 東京湾の干潟
chapter18 手つかずだった島の密林 スマトラ島の熱帯雨林
chapter19 トラの楽園、世界最大のマングローブ林 シュンドルボン
chapter20 天国へのぼる棚田 イフガオ州の棚田
chapter21 トラをめぐる事情 チトワン国立公園

iv アメリカ・オセアニア・南極

chapter22 たった四日間で消滅した大河 スリムズ川
chapter23 ダム湖に眠る美しい渓谷 ヘッチヘッチー渓谷
chapter24 氷のアーチが崩れるとき ペリト・モレノ氷河
chapter25 グアムの日常にいた鳥 グアムクイナ
chapter26 天上世界のような絶景 ウユニ塩原
chapter27 荒波に佇む使徒たち トゥエルブ・アポストルズ
chapter28 タスマニアにいた、最大の有袋類 フクロオオカミ
chapter29 南極海へと流出した島サイズの氷 ラーセン棚氷

解説 危機に瀕した自然遺産 吉田正人

本書のサンプル

消滅絶景 サンプル画像②
消滅絶景 サンプル画像③
消滅絶景 サンプル画像④
消滅絶景 サンプル画像⑤
消滅絶景 サンプル画像⑥
消滅絶景 サンプル画像⑦
消滅絶景 サンプル画像⑧

監修者

吉田正人(よしだ・まさひと)
1956年、千葉県生まれ。筑波大学大学院教授。公益財団法人日本自然保護協会専務理事。千葉大学卒業後、日本自然保護協会研究員として世界遺産条約批准促進にたずさわる。現在、小笠原諸島世界自然遺産科学委員会委員、富士山世界文化遺産学術委員会委員を務める。主な著書に『世界遺産を問い直す』(山と渓谷社)『世界自然遺産と生物多様性保全』(地人書館)などがある。

シリーズ紹介