本書の内容
カトリック教徒のみならず、他宗派や他の宗教の信者にも大きな影響を与えている教皇フランシスコ。初の南米出身、イエズス会出身の教皇は、庶民派としても知られ、旧態依然としたカトリック教会に新風を吹き込んでいる。写真家のデイブ・ヨダーが教皇フランシスコと行動をともにして撮り下ろした数々の感動的な写真、初めて撮影されたバチカン宮殿内部の貴重な写真が満載。著者ロバート・ドレイパーは、教皇の日々の行動や発言をつぶさに記録しながら、新生バチカンを目指す教皇の理念を明らかにする。また、教皇の人となりを知るために、幼少期、青年期の姿を求めて、故郷の南米ブエノスアイレスまで取材に赴き、教皇の知られざる素顔を明らかにしている。
初版発行時以降の教皇の行動録や発言録、2016年に発表した地球環境問題に対する提言「回勅ラウダート・シ」の解説記事などを増補として収録。
目次
はじめに 14/新生バチカン 18/異彩を放つ空間 42/教皇フランシスコのあゆみ 78/家族と教皇フランシスコ 102/バチカンの伝統 134/多様な儀式 154/変わりゆく世界 190/人々に愛される教皇 212/(増補)教皇フランシスコと世界 246/(増補)回勅ラウダート・シ 250/図解 聖人と罪人 256/図解 カトリック教徒数の推移 260/歴代教皇 262/謝辞 264/奥付 268
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読者の声
- 写真が美しく、内容も充実していた。(63歳、女性)
関連ページ
● 【連載】『新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦』から紹介する 庶民派教皇が挑む バチカン大改造(Webナショジオ)
● ナショナル ジオグラフィック日本版 2015年8月号 特集『バチカンは変わるか? ローマ教皇の挑戦』