本書の内容
鮮烈な海の碧に、銀河のように煌めく魚たち群れ、咲き乱れるサンゴやイソバナの花畑、静寂のサンゴ礁など、どの写真も自然がつくる極限の美を感じさせてくれます。ページをめくるたび、「地球にこんな場所があったのか」と驚かされるでしょう。
巻末では、著者が特に思い入れのある7つの海を紹介。著者が、どんな海で、何を見たのか、どんなことを感じたのかを、同じように体験できます。
●青と光
海の中では地上よりももっと深く、光を感じる。厳かで、想像力をかき立ててくれる。
●小さなデザイン
海の隅っこで華麗に泳ぐ魚たち。じっと見ていると、そこに広い宇宙が感じられる。
●憧れのビッグブルー
大きな群れや生き物は、いつも複雑な問題にシンプルな答えを与えてくれる。
●おとぎの国へ
魚たちが多彩な海の環境を背景に、様々な役を演じてくれる。
●礁原の宇宙
海の生き物たちの不思議な形や習性は、宇宙を感じさせる。
[付録]世界 七つの海
本書に掲載した世界中の海のなかから、とりわけ思い入れのある七つを選んで紹介。
書籍紹介VTR
写真集「unknown(未知の海)」の世界を、動画でご紹介します。
本書のサンプル(画像クリックで拡大)
著者紹介
鍵井 靖章(かぎい やすあき)
1971年、兵庫県生まれ。水中写真家。
大学在学中に水中写真家・伊藤勝敏氏に師事する。
1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。
1998年に帰国。フリーランスフォトグラファーとして独立。
自然のリズムに寄り添い、生き物に出来るだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。3.11以降は、岩手県の海を定期的に記録している。
「wreath(リース)」(日経ナショナル ジオグラフィック社)、「海中散歩」「夢色の海」(共にPIE International)、「ダンゴウオ -海の底から見た震災と再生-」(新潮社)、「The Shark サメたちの海へ 」(誠文堂新光社)など著書多数。「情熱大陸」「未来シアター」「クレイジージャーニー」「視点・論点」などのメディア出演多数。2013年、2015年に「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞」優秀賞を受賞。
読者の声
- 海の世界がリアルに感じられて、キレイな写真や少し恐怖を感じる写真もあり、見応えがありました。(28歳、女性)
- とてもきれいな水中写真でした。潜りたい!撮りたい!と思わせてくれる一冊でした。体験を重ねて、上手に潜りたいです。(54歳、女性)
- 見ることのできない海、海洋生物の姿に感動しました。(46歳、男性)
関連書籍
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wreath(リース)
2017年4月17日発行
定価:1,760円(税込)