本書の内容

「好き」と「嫌い」は隣あわせ。
子供の頃に探検した屋根裏のように、ちょっと怖くて、何かいそうな暗闇にこそ面白い話が転がっているもの。

世界一深い洞窟、空飛ぶヘビ、パリの地下墓地、奥アマゾンの筏家屋、寄生虫サプリメント、古代の魚人剣闘士、砂漠の噛みつき王、宇宙エレベーター、そして離れてゆく月などなど――。世界の辺境を旅した作家が、地球の不思議をめぐって繰り広げる奇鬼驚嘆痛快エッセイ集。ナショジオの写真も収録。

目次

なぜ「好き」で「嫌い」なのだろうか
好きで嫌いな地底世界
世の中真っ暗闇でもいいじゃあございませんか。
世界のヒトはそこらにあるもので家をつくる。それでいいのだ。
寄生虫は飲めばいいのか。食えばいいのか。
肥満という名の快楽
眠れない人、眠らない人
人類は紀元前から格闘技が好きだった
なぜ真空で火花が散り、広場で魚人が笑うのか
疲弊「水惑星」に漏水汚染警報
草も動物も減少 かわりゆく遊牧民社会
毒話
ボルネオではヘビも空中を飛んでいる
噛みつく奴ら
好きで嫌いなイソメ、ゴカイ類
生き物のスピード競争
小さくて大きな可能性をもつ群知能
なぜパンク頭の地球はダルマ型惑星になっていったのか
宇宙からおっこちるような帰還

文書のサンプル(画像クリックで拡大)

すばらしい黄金の暗闇世界 サンプル画像①

好きで嫌いな地底世界

すばらしい黄金の暗闇世界 サンプル画像②

宇宙からおっこちるような帰還

すばらしい黄金の暗闇世界 サンプル画像③

「噛みつく奴ら」

砂漠で最強のアゴを持つヒヨケムシ
2004年7月号「ヒヨケムシ」より

すばらしい黄金の暗闇世界 サンプル画像④

「ボルネオではヘビも空中を飛んでいる」

ボルネオのパラダイストビヘビ
2000年10月号「ボルネオの熱帯雨林 滑空する動物たち」より

著者紹介

椎名誠(しいな まこと)

椎名誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれ。作家。
『本の雑誌』編集長、写真家、映画監督としても活躍。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。『水域』『武装島田倉庫』などのSF作品、『哀愁の町に霧が降るのだ』『岳物語』『ぼくがいま、死について思うこと』『孫物語』などの自伝的小説、『極北の狩人』『アイスランド 絶景と幸福の国へ』『水惑星の旅』『あやしい探検隊』シリーズなどの紀行、『全日本食えば食える図鑑』『ぼくは眠れない』『長さ一キロのアナコンダ』『地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。』などのエッセイ、『ONCE UPON A TIME』『五つの旅の物語』『雨の匂いのする夜に』などの写真集および写文集と、著書多数。公式インターネットミュージアムは「椎名誠 旅する文学館」。

著者ホームページ:http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/

読者の声

  • 作者ならではの見方が素晴らしい。世界各地で自分の目で見たものを、感じたことを書いているので、とても良い。(66歳、男性)
  • 椎名誠の軽快な語りで描かれる「好き」で「怖いもの」。日本人にはなじみのないエスキモーやボルネオの地の話は、その地の寒さや暑さまで伝わってくるようだった。(24歳、女性)