本書の内容
C-3PO、ベイマックス、チャペックのロボット、アシモフ作品、ターミネーター、草薙素子、データ、オートマトン、AIBO、ビッグドッグ───。かつて皆が胸を熱くしたロボットが活躍する物語。
夢物語から現実へと浸食してきたロボットについて、神話の時代から現在まで、数千年におよぶタイムラインからロボットのベスト100を選出。
前半ではギリシャ神話やSF小説、テレビドラマや映画などのフィクションに登場するロボットを紹介。
後半では、機械仕掛けの時計から、死後も生き続ける人格を完全に移植することを目指したロボットまで、科学者たちの挑戦と世界の現状を紹介する。
目次
◆はじめに
◆空想のロボットたち
・召使い、相棒、助っ人
・暴走する殺人マシンと人類支配をもくろむファシスト・マシン
・心を持つロボット
・兵器としてのアンドロイドとガイノイド
・自意識を持つロボット
・サイボーグ
◆現実のロボットたち
・初期のプロトタイプ
・未来が来た!
◆コラム
・アートとファッション
・電子ゲームとコミック
・音楽の世界のロボット
・ロボットが集まるイベント
・理論とトランスヒューマニズム
本書に収録したロボットの例(画像クリックで拡大)
自意識を持つロボット
ダグラス・アダムスの名作シリーズに登場するマービンは、いつも悩んだり怒ったりしている。一方、米国のテレビアニメに登場するベンダーは、仲間と楽しくやっている。まるで人間のようなロボットたち。
著者紹介
アナ・マトロニック
ミュージシャン、映像アーティスト、ラジオパーソナリティ。バンド「シザー・シスターズ」のボーカル。アルバムはオーストラリア、オーストリア、ドイツ、アイルランド、スウェーデンでトップ10入り。
ロボットを愛するあまり、右腕にロボット回路のタトゥーを入れ、ロボットにインスパイアされたステージネームを名乗る。BBCラジオ2のクリスマス特番でロボットについて語る番組を担当した。日本ではスカパー!が2015年末に「アートナイト:アナ・マトロニック」を放送した。夫のセス・カービーとネコのイジーとともに米国ニューヨーク、ブルックリンで暮らす。