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続報・新型コロナ、最前線で闘うナースの2カ月間 写真22点

2020.05.23
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 ナショナル ジオグラフィック・エクスプローラーの助成金を受ける写真家のローゼム・モートン氏は、米国メリーランド州ボルティモアの病院で働く現役の看護師でもある。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が増え続けるなか、最前線で闘う医療従事者として、日々経験したことを記録している。未知のウイルスを前に手探り状態だった初めの頃とは違って、今は新たな日常が定着しつつある。(ローゼム・モートン氏による最初の8日間の記録はこちら:「新型コロナ、最前線で闘うナースの8日間 写真10点」

顔にくっきりと残ったN95マスクの痕。唇も、乾燥して皮がむけている。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON)
モートン氏は、N95マスクを紙袋に入れて繰り返し使っている。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON)
病院を出たとき、最前線で働く人々への感謝と応援メッセージを見て、モートン氏は笑顔になった。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON)

出勤9日目:2020年4月1日(水)

メリーランド州の新型コロナウイルス感染者数:1985
メリーランド州の新型コロナウイルス死亡者数:33

午前6時50分
 ウイルスに暴露したかもしれない。上司と話し合って、今後14日間、定期的に検温し、自分の健康状態を観察することになった。不安はあきらめに変わろうとしている。これ1回限りということはない。この先も暴露する可能性はあるのだ。

午後12時
 別の病院で看護師をしている夫のイアンから、携帯電話にメッセージが来る。担当した患者が検査で陽性と判定されたそうだ。しばらくは、ふたり一緒に自己観察の日々を送ることになりそうだ。

モートン氏の夫も、別の病院で看護師として働いている。ふたりの休日が重ならない限り、話をする機会はほとんどないという。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON)

出勤10日目:2020年4月2日(木)

メリーランド州の新型コロナウイルス感染者数:2331
メリーランド州の新型コロナウイルス死亡者数:33

午前6時35分
 病院の前の道を渡ろうとすると、レンガの歩道いっぱいにチョークでメッセージや絵が描かれていた。「ありがとう」「神の祝福がありますように」「ヒーローが働く場所」「医療従事者の皆さん、ありがとう」。病院へ向かう際にここまで笑顔になったのは久しぶりだ。

午前7時
 ヘルメットのように頭にかぶるタイプの電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)を分配する仕事を任された。 約100人のスタッフにPAPRが40台しかないため、手術はPAPRの順番が回ってくるまで行われない。防護具の数が足りないため、手術助手がひとりしか入れないこともある。緊急用のPAPRも、数台は残しておかないと。

陽性判定の出た患者に接したことを、携帯メッセージで夫に報告。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON)
ギャラリー:続報・新型コロナ、最前線で闘うナースの2カ月間 写真22点(写真クリックでギャラリーページへ)
出勤前に検温するモートン氏。夫妻は、いずれどちらか一方、または両方がウイルスに暴露することになるであろうと覚悟していた。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON)

次ページ:ニューノーマル(新しい日常)の始まり

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