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ボゴタでは毎週日曜日、全長120キロ余りの道路がシクロビアに変わり、150万人もの市民が自転車などで街に繰り出す。(PHOTOGRAPH BY JUAN CRISTÓBAL COBO, NATIONAL GEOGRAPHIC)

日曜日は「自転車天国」になる街、南米ボゴタ 写真17点

2019.04.30
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 南米アンデスの高地に位置するコロンビアの首都ボゴタ。平日には160万台の自家用車、5万台のタクシー、9000台のバスがごった返す騒々しい街は、毎週日曜日と祝日に様変わりする。市民のものになるのだ。

 この奇跡をもたらすのは「シクロビア(自転車道)」。午前7時から午後2時まで、ボゴタの大通りとハイウェイが広範囲にわたり、つかの間の新鮮な空気を求めるすべての人に開放される。自転車、ローラースケート、キックスケーター、車椅子、スケートボードなど、動力を使わなければあらゆる乗り物が歓迎される。

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シクロビアのディレクターを務めるビビアナ・サルミエント氏は、コロンビアは階級社会だが、シクロビアは平等主義だと話す。(PHOTOGRAPH BY JUAN CRISTÓBAL COBO, NATIONAL GEOGRAPHIC)

 シクロビアに変わる道路は全長120キロ余り。国勢調査によると、日曜日には150万人ものボゴタ市民が自転車などの乗り物で街に繰り出すという。もちろん、のんびり歩いても構わない。

 食べるのも自由、踊るのも自由、人間観察するのも自由だ。上流階級が暮らすセプティマ・ノルテ・エリアでは、多くの人が歩道沿いのカフェでゆったり過ごしている。椅子の下では犬がくつろぎ、横にはベビーカーが置かれている。その近くでは、カポエイラ(格闘技とダンスが混じった南米文化)のグループが練習を行い、太極拳教室の生徒たちがゆっくり空気を押しのけている。

 シクロビアのあちこちに「レクロビア」と呼ばれるレクリエーション・スペースがある。あるレクロビアではほぼ毎週、ズンバ(コロンビアのダンス・エクササイズ)のレッスンの後、サルサバンドの素晴らしい演奏が始まる。

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シクロビアは自転車だけのイベントではない。昼寝するのも、腕立て伏せするのも、走るのも自由だ。(PHOTOGRAPH BY JUAN CRISTÓBAL COBO, NATIONAL GEOGRAPHIC)

「最も重要なのは、シクロビア(を利用する人々)が生み出す社会構造です」と、シクロビア・プログラムの運営に携わっているビビアナ・サルミエント氏は話す。「シクロビアは自動車が人に道を譲る時間です。私たちの目的は、街の公共空間を市民のものにすることです」

アイデアはどうやって生まれた?

 今では世界中の都市計画者や先進的な政治家がシクロビアを取り入れようとしている。しかし、何十年も内戦が続き、都市の規律を欠く国の首都から、どのようにしてこのアイデアが生まれたのだろう?(参考記事:「6日間で死者66人、エル・サラドの虐殺とは」

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