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ネイチャー部門第1位。フランス、プロヴァンス(PHOTOGRAPH BY JCOURTIAL)
2017年で4回目となる国際ドローンスタグラム・コンテスト。今回は過去最高となる約8000点の作品が寄せられた。「ネイチャー」「ピープル」「都市」という各部門の入賞作と、最終選考に残った作品を合計23点、一挙紹介する。
世界中の写真家がドローンを使い、これまでは簡単に撮れなかった息をのむような写真を撮影する。そのような空撮写真を競うコンテストが、国際ドローンスタグラム・コンテストだ。毎年開催され、2017年で4回目を数える。
ドローンスタグラムのマネージングディレクターを務めるギヨーム・ジャレット氏は、「今年の応募作品の質の高さには驚かされました。才能のレベルも、技術のレベルも一気に上がっています」と話す。
ジャレット氏によると、いちばん困ったのは、審査員たちが各部門で3作品以上を表彰したがったこと。予想外の事態を受けて、コンテストの主催者たちは「クリエイティビティ」という部門を新設し、さらに3つの作品を追加で表彰することにした。
コンテストの審査員の一人であり、ナショナル ジオグラフィックで旅行関係の写真編集にも携わっているジェフ・ヘイムサス氏は、「応募作の創造性には圧倒されました」と評する。「選考は決して楽なものではありませんでした。このコンテストには、間違いなく世界最高峰のドローン空撮写真が集まっています」
ここでは「ネイチャー」「ピープル」「都市」という各部門の上位3位までの入賞作に加え、「クリエイティビティ」部門を含む最終選考に残った作品を一挙紹介する。
2017年は、世界中のプロの写真家や、アマチュアのドローン愛好家から、過去最高となる約8000点の作品が寄せられた。いずれも、ドローンによる空撮写真の美しさを証明するものだ。ジャレット氏はこう話している。「これは写真の世界の新たな言語であり、鳥のように世界を見る新たな方法なのです」