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【ギャラリー】アマゾン、森の先住民の知られざる日常 写真20点(写真クリックでギャラリーページへ)

ブラジル、アワ族の女性たち。水浴びをしながらペットのカメを洗っている。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC)

アマゾン、森の先住民の知られざる日常 写真20点

2018.10.10

 ハミルトン・ジェームズ氏は、アワ族が直面する困難について十二分に承知している。文字通り侵食してくる力にさらされ、村人たちが暮らす孤立した森林地帯は過去最小となっている。「やがて食べ物が尽きてしまうでしょう。広げられる土地はもうありません。あるひどい年には、村人たちは森林の3分の1を火事で失いました。かなり絶望的な状況です」(参考記事:「アマゾン先住民、ダム建設で消える暮らし 写真19点」

 しかし、アワ族の人たちが朝の水浴びをしに川へ行くときには、そんな絶望はどこにも見当たらない。彼らはこの時間を使ってリラックスし、水に浸かり、1日の予定を立てる。ペットのカメに水浴びをさせる人々の姿に、ハミルトン・ジェームズ氏はすっかり魅了された。「最もフォトジェニックで美しい光景でした」と彼は振り返る。「誰もカメラを気にしていない中で、ただそこに立って撮影できるのは、まさに素晴らしいことでした」。こうしたくつろいだ瞬間の平穏と美を切り取ることで、アマゾン先住民の人間性と幸福を強調したいとハミルトン・ジェームズ氏は願っている。

【動画】先住民の集落を訪ね、くつろいだ瞬間を切り取る:村人たちの打ち解けた表情を撮るためのアプローチについて、チャーリー・ハミルトン・ジェームズ氏が語る。(解説は英語です)

 実はアワの人々と過ごした時間だけが、写真家とアマゾンを結びつけているわけではない。2012年、ハミルトン・ジェームズ氏はペルーにあるマヌー国立公園を違法伐採業者から守ろうと、公園の一部の土地約40ヘクタールを買い取った。だがその後、自分が購入したのはコカの違法栽培用地だったと判明した。アマゾンの貧困、保護、先住民の村々、森林伐採をめぐる厄介な問題(違法伐採業者との生活からシャーマンの助手を務めることまで)を理解しようとしているが、彼の見解は混乱する一方だ。(参考記事:「世界はアマゾンを救えるか、はびこる闇と負の連鎖」

 個人的に新たな真理も見つかった。「私はずっと、問題は人間にあるのだと考えていました」と氏は言う。「今は人間が大好きです」

【参考ギャラリー】アマゾン、人とサルの絆を写すポートレート 10点(写真クリックでギャラリーページへ)
カイアウとヒゲサキの子ども。男の子がサルをペットにすることはほとんどないため、おそらく飼い主は家族の女性だろう。ブラジル、アワ族の村ポスト・アワで撮影。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC)

 その愛情はアワの人々を撮った写真から伝わってくる。ペットのサルを連れた子どもたちのくつろいだショットから、スマートフォンを持ったアワ族の若者たちが、現代社会と孤立した村との間を行き来する様子まで、ハミルトン・ジェームズ氏は様々なアワ族の姿をとらえている。

「人々を対象物として扱いたくはありません」と彼は言う。「世界の貧しい人たちを無視していれば、私たちは大きな危険に見舞われます」

【この記事の写真をもっと見る】ギャラリー:アマゾン、森の先住民の知られざる日常 写真あと17点

※ナショナル ジオグラフィック2018年10月号特集「森を奪われるアマゾンの孤立部族」では、鉱山開発や森林伐採に追い込まれる先住民を紹介します。

文=Erin Blakemore/写真=Charlie Hamilton James/訳=高野夏美

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