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  • ウガンダの赤土の丘で、夕日に照らされて踊る子どもたち。どの子もエイズで親を亡くしている。首都カンパラ郊外の町ナンサナにて。
  • 放課後の教室で、ダンスの練習が始まった。教育NGO「あしながウガンダ」は、小学校に通えない子どもたちに学びの場を提供している。
  • ナンサナの町で出会った男の子。誰に教わらなくても、リズムは体が知っている。踊りだしたら、もう止まらない。
  • ダンスの得意な少年、トーファ(右)。両親の死後、70歳を過ぎた祖母に引き取られ、いとこのドーリーンも一緒に3人で暮らす。祖母の願いは、孫たちを小学校に行かせることだ。
  • 両親のいない貧しい家庭で、家事は子どもの仕事。トーファも洗濯はもちろん、水くみ、薪集めに炊事と何でもこなす。
  • 「将来はジャーナリストになりたい」といい、熱心に勉強するサラは11歳。出会った頃は栄養失調で体が小さかったが、今では小学校に編入し、1時間半の道のりを毎日通う。
  • 「あしながウガンダ」で勉強を教えている、テディ先生の結婚式。先生への感謝をこめて、この日のために特訓してきたダンスをみんなで披露した。
  • 思いがけないチャンスが訪れ、ダンスの海外公演を果たした子どもたち。2015年6月、米国のニューヨークと首都ワシントン、東京で晴れ舞台に立った。
  • 東京で開催されたダンスの公演でステージに立ち、生き生きと踊るトーファ。
  • アフリカの赤土を踏みしめ、真っ赤な夕日のスポットライトを浴びて、ダンスの練習を続ける子どもたち。希望のダンスは、ここから生まれた。
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 エイズで親を亡くしたアフリカ・ウガンダの子どもたちを、2010年から継続的に取材してきた。その成果をまとめた写真絵本『希望のダンス』を2015年に出版。伝統ダンスに取り組む子どもたちの姿や、出版後の追加取材で撮影した写真を、本誌2015年12月号に掲載した。

 1975年大阪生まれ。高校時代に、ベトナム戦争を記録した一ノ瀬泰造や澤田教一の写真に出会い、フォトジャーナリストを志す。1999年にMSF(国境なき医師団)フォトジャーナリスト賞を受賞。アフリカの紛争地やアジアの辺境で、飢餓や内戦、自然災害や貧困に苦しみながら、懸命に生きる人々の姿を写真で伝えてきた。東北の被災地にも通い続けている。

 ウガンダのエイズ遺児たちと出会ったきっかけは、「1日1ドルで暮らす人々」をテーマにした取材だった。ウガンダにはエイズによる遺児が100万人以上いる。両親を失った子は親族に引き取られるが、生活は厳しく、栄養失調になる子や学校に通えない子も少なくない。「貧困から抜け出すには教育が大事。それがわかっていても、貧しさが原因で学校に通えない。そんな苦境に、子どもたちは黙って耐えているのです」

 日本の人々からの支援で設立された教育NGO「あしながウガンダ」では、小学校に通えない子どもたち60人ほどに学びの場を提供している。そこで取材を始めて2年が過ぎた頃。休み時間にダンスを踊る生徒たちを見た担任の教師が、あるアイデアを思いついた。支援してくれる人に感謝をこめて、伝統のダンスを披露しようというのだ。

 指導を受けて、子どもたちのダンスはみるみる上達していった。人前で踊るたびに自信をつけ、学ぶ気持ちにもいつしか変化が表れた。「学びたい、という気持ちを、生きる力に変えていく。そんな子どもの可能性を引き出す、まさに希望のダンスでした」


『ナショナル ジオグラフィック日本版』2015年12月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。


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