Photograph by Takashi Arai

撮影/Anton Orlov, 2015

作品集

 1978年生まれ。神奈川県川崎市、横浜市、岩手県遠野市を拠点に活動する。写真の原点を探るうちダゲレオタイプ(銀板写真)を知り、試行錯誤ののちに技法を習得。対象に出会った時の感覚を、時間と空間を超えて、見る人に生々しく伝えることのできる「小さなモニュメント」として、この技法に取り組んできた。

 2010年から核の歴史に興味をもち始め、第五福竜丸の船体や元船員と出会う。2011年3月11日の東日本大震災と、続いて起きた福島第一原子力発電所の事故に大きな衝撃を受け、その後は福島、長崎、広島、さらに核の歴史をさかのぼって米国へも旅を重ねながら、ダゲレオタイプによる撮影を続けてきた。

 2014年に英国ソースコード・プライズ、2016年には第41回木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞、神奈川文化賞未来賞を続けて受賞。

 作品は、ナショナル ジオグラフィック日本版2017年3月号に掲載された。