2022年に楽しみたい8つの天文イベント

月食の赤い月、部分日食、惑星と月の対面

2022.01.06
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5月5~6日:ピークを迎えるみずがめ座η流星群

(ILLUSTRATION BY ANDREW FAZEKAS)
(ILLUSTRATION BY ANDREW FAZEKAS)

 流星群ウォッチャーにとって、お楽しみは5月上旬。この頃、夜空はピークを迎えるみずがめ座η(イータ)流星群の観測をするのにほぼ完璧なコンディションになる。特に、5月5日の夜明け前は空が暗く、小さな流れ星でも見ることができるようになる。

 流星群は、南東の地平線近くに位置するみずがめ座から放射線状に流れ出ているように見える。流れ星の数は他の流星群に比べてそれほど多くはないものの、みずがめ座ηは、ハレー彗星からのデブリが作り出した流星群であることが知られている。

5月15~16日:フラワームーンの皆既月食

 2022年に2回起こる皆既月食のうち、第1回目は5月15日、場所によっては16日に見られる。月食は、太陽と月の間に地球が入り、地球の影によって月が赤黒くなる現象のことをいう。今年5月の月食は、南北米大陸、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの一部で観測できる。

 北半球で花が咲き乱れる季節である5月の満月は、英語でフラワームーンと呼ばれている。そして、その時期に起こる月食を、フラワームーン月食と呼ぶ。

6月18~27日:5つの惑星が横並びに

(ILLUSTRATION BY ANDREW FAZEKAS)
(ILLUSTRATION BY ANDREW FAZEKAS)

 6月の朝早く、空を見上げると水星、金星、火星、木星、土星が一直線に並んでいるのを肉眼でも確認できるだろう。空気が澄んでいれば、天王星まで見られるかもしれない。

 おまけに、6月18日から27日にかけて、月が一つひとつの惑星を訪問して回るかのように、各惑星のすぐそばを通過して行く。6月26日には、ひときわ明るく輝く金星が月の訪問を受け、さらに翌27日には、夜明け前の空にかすかに見える水星が月との対面を果たす。

10月25日:部分日食

 10月25日、ヨーロッパと中東の大部分、西アジア、北アフリカ、グリーンランドの一部で部分日食が見られる。ユーラシア大陸の一部地域では、太陽の86%が月に隠れるのが観測できる。

 食の始めは協定世界時午前8時58分(日本時間午後5時58分)、食の最大は11時だ(日本時間午後8時)。

11月7~8日:皆既月食

 南北米大陸、オーストラリア、アジア、そしてヨーロッパの一部で、11月7~8日に今年2回目の皆既月食が見られる。米国西部、カナダ、ロシア東部、日本、ニュージーランド、オーストラリア東部では最初から最後まで観測可能だ。

 日本時間の8日18時9分に部分食が始まり、食の最大は19時59分、部分食の終わりは21時49分となる。

 いずれのイベントの日も、空が晴れていることを期待したい。

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文=ANDREW FAZEKAS/訳=ルーバー荒井ハンナ

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