明かりを消して満天の星空を堪能、米ミネソタ州北部

「いつか訪れたい旅先25 2022年版」第5回

2022.01.01
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米ミネソタ州ボエジャーズ国立公園の空に輝く天の川。ボエジャーズ国立公園は、2020年に「ダークスカイ・パーク」に認定された。(PHOTOGRAPH BY STEVE BURNS, GETTY IMAGES)
米ミネソタ州ボエジャーズ国立公園の空に輝く天の川。ボエジャーズ国立公園は、2020年に「ダークスカイ・パーク」に認定された。(PHOTOGRAPH BY STEVE BURNS, GETTY IMAGES)

 明かりを消してみよう。米国ミネソタ州北部の上空には無数の星が輝いている。カナダのオンタリオ州に隣接するこの辺境の地は、光害とはほぼ無縁だ。住民たちも、その状態を保とうとしている。

「ハート・オブ・ザ・コンチネント・ダークスカイ・イニシアチブ」は、地球最大級の暗闇の空を作るために、国境を越えて行われている活動だ。ミネソタ州には、その中でも特に規模が大きな2つのプロジェクトが含まれている。

 4000平方キロメートル以上という世界最大級の「ダークスカイ・サンクチュアリ」である自然保護区ザ・バウンダリー・ウォーターズ・カヌー・エリア・ウィルダネスと、ミネソタ州初の「ダークスカイ・パーク」であるボエジャーズ国立公園だ。どちらも2020年に「ダークスカイ認定」を受け、隣接するカナダ側のオンタリオ州ケティコ州立公園も2021年初頭にダークスカイ・パークに認定された。

「ボエジャーズ国立公園のような場所で暗闇を守ろうとする取り組みは、すばらしい眺めと生態系へのメリットをもたらすだけではありません」。非営利団体「ボエジャーズ・コンサーバンシー」の常任理事であるクリスティナ・ハウスマン・ロード氏はそう話す。

「私たちは、活動を通して過去を垣間見ることができます。数百年前、船で毛皮を運んでいた人々や先住民のオジブワ族たちが、方角を判断したり語り継いできたりした空を、この目で見ることができるのです」

ギャラリー:いつか訪れたい旅先25 2022年版(画像クリックでギャラリーページへ)
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トルコ、リキア地方
(PHOTOGRAPH BY MUSTAFA CIFTCI, ANADOLU AGENCY/GETTY IMAGES)

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※「いつか訪れたい旅先25 2022年版 もう一度旅に出よう」ほか、旅の記事は「旅・文化の記事一覧」でまとめてご覧いただけます。

文=NATIONAL GEOGRAPHIC STAFF/訳=鈴木和博

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