ダイビングで古代の沈没船へ、ギリシャ初の水中博物館

「いつか訪れたい旅先25 2021年版 再び旅立つ日を信じて」第21回

2021.05.17
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ギリシャのアロニソス島・北スポラデス国立海洋公園。紀元前5世紀の沈没船に積まれていた大量のアンフォラをダイバーが見学する。(PHOTOGRAPH BY ELENA BECATOROS, AP)
ギリシャのアロニソス島・北スポラデス国立海洋公園。紀元前5世紀の沈没船に積まれていた大量のアンフォラをダイバーが見学する。(PHOTOGRAPH BY ELENA BECATOROS, AP)

 ギリシャの海底には「沈没船のパルテノン神殿」がある。スキューバダイビングでアクセスできる古代の沈没船ペリステラの遺跡が、同国初の水中博物館としてオープンした。アロニソス島・北スポラデス国立海洋公園の海底に位置するこの遺跡は、紀元前5世紀に沈没したアテネの大型貨物船、ペリステラ号の積み荷と考えられている。

 約2260平方キロにわたる海洋公園は1992年、絶滅危惧種チチュウカイモンクアザラシの保護を主な目的としてつくられた。人の活動を制限したことが、盗掘の被害を食い止める結果となり、沈没現場とワインを詰めていたアンフォラ(陶器の壺)を無傷のまま守っている。

 水中博物館を見学するには、ガイドツアーで水深約25メートルまで潜らなければならない。アロニソス島のインフォメーションセンターを訪ねれば、沈没船のバーチャルツアーに繰り出すこともできる。こちらは泳がなくても大丈夫だ。

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オクラホマ州タルサ、米国 5/25
(PHOTOGRAPH BY SHANE BEVEL)

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ギリシャ初の水中博物館は、「沈没船のパルテノン神殿」と呼ばれる古代の沈没船の遺跡をスキューバダイビングで訪れることができる。

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文=ラクシュミ・サンカラン、ナショナル ジオグラフィック トラベラーインド版/訳=米井香織

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