イヌは知らない人よりも飼い主を選ぶだろうか。実験の様子は13秒前後から。(字幕は英語です)

 あなたの愛犬は、ほかの誰よりもあなたと一緒にいたいと本当に思っているのだろうか。飼い主としては当然そうあってほしいと願うが、実際はもう少し複雑なようだ。

 これまでの研究で、イヌは見知らぬ他人よりも飼い主と一緒にいるときのほうが、物に触れる、部屋のなかを見て回るなどの傾向にあることがわかっている。また、そんなことわざわざ研究しなくてもわかっているよと言われそうだが、ペットは飼い主に久しぶりに再会すると、飼い主以外の人と再会したときよりも長い時間、喜んで出迎えることも示されている。 (参考記事:「イヌが人懐こくなった理由は「難病遺伝子」に」

 だが、このようにイヌが飼い主と他人とで態度を変えるのは、時と場合によるという研究結果がある。

 米フロリダ州の研究チームは、異なる状況下でペットのイヌを飼い主と見知らぬ他人と一緒に過ごさせて、どちらに撫でてもらいたがるのかを見るという実験を行った。

 まずイヌを2つのグループに分け、1つ目のグループは、イヌがよく慣れている自分の家の一室で、飼い主と見知らぬ他人と一緒に過ごさせた。もう1つのグループは、イヌにとって初めての場所で、飼い主と見知らぬ他人と過ごした。イヌは自由に行動し、人に近づくと、その人はイヌが離れるまで撫でてやる。

 その結果わかったことは、イヌの行動は場所によって変わるということだった。

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