【図解】知っておきたい新型コロナの基礎知識まとめ

よくある症状、危ない持病、ウイルスの生存期間、感染のメカニズムなど

2020.04.01
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スパイクで細胞の表面に結合し侵入する

 いったん目や口、鼻を通してヒトの体に入ると、ウイルスはお気に入りの「受容体」を持つ細胞を探す。ウイルスはその受容体に結合して細胞の中に侵入し、自己複製を開始する。そうした受容体を持つ細胞は、ヒトの肺と腸にある。

感染のメカニズム
感染のメカニズム
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症状の深刻さには年齢が関係しているようだ

 現在のところ、子どものほうが大人よりも重篤になりにくく、死亡率も低い。年齢による症状の重さの違いに関しては、まだよくわかっていない。

症状は共通ではないが、頻繁に見られるものはある

多い症状
多い症状
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基礎疾患がある人は死亡率が高い

 心臓や血管系の疾患、糖尿病、慢性肺疾患、高血圧、がんといった基礎疾患がある場合には危険性が高い。(参考記事:「新型コロナ、重症化しやすい基礎疾患の致死率は?」

危ない持病
危ない持病
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感染を診断するには検査が必要

 鼻または口の中を拭って採取したサンプルに、新型コロナウイルスに特有の遺伝物質がないかを検査する(PCR検査)。現在、血液検査による判定方法を研究者たちが開発中だ(抗体検査)。

ワクチン接種が一般に可能になるまでには、少なくとも1年かかる

 ワクチンには、死んだ(不活化)ウイルスまたは弱毒化したウイルス、ウイルスのたんぱく質、あるいはウイルスの遺伝物質のいずれかが含まれる。このうち、新型コロナウイルスに対する免疫を獲得するのに、どの方法が最適かはまだわかっていない。(参考記事:「人類が新型コロナを克服する日、「集団免疫」獲得の可能性は」

ワクチンの実現は1年はかかりそうだ
ワクチンの実現は1年はかかりそうだ
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文=DIANA MARQUES, AMY MCKEEVER, AND KELSEY NOWAKOWSKI/訳=桜木敬子/Source: HMS COVID-19 Student Response Team, Education Committee

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