カバとハイエナが20分間もラブラブ? 珍しい光景

ザンビアのサファリツアーで撮影、専門家に聞いてみた

2019.09.26
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カバの横で寝返りを打ち、あおむけになったブチハイエナ。ルアングア川で7月に撮影。(PHOTOGRAPH BY SHENTON SAFARIS)
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 ガイド歴23年のパトリック・ヌジョブー氏にとって、ザンビアのサウスルアングワ国立公園で車を走らせるのは、いつものことだ。しかし、この日は違った。

 7月のある朝、ヌジョブー氏が車でツアー客をガイドしていると、ルアングア川からカバが現れ、睡眠中のブチハイエナに近づいた。ハイエナはすぐに目を覚ました。(参考記事:「カバの王国ルアングワ渓谷」

「ハイエナは逃げませんでした」と、シェントン・サファリズのヘッドガイドを務めるヌジョブー氏は、ナショナル ジオグラフィックの取材に対しメールで説明した。「2頭は鼻を突き合わせ、互いのにおいをかぎ始めました。まるでキスしているようでした」。若い2頭は20分ほど一緒に過ごした。鼻と鼻が触れ合い、ハイエナはある時点で、あおむけに姿勢を変えた。「本当にとても不思議な光景でした」

 ヌジョブー氏はサファリツアーの公式ブログで「ハイエナとカバの情事」と紹介しているが、専門家たちによれば、若さゆえの好奇心による可能性が高いという。(参考記事:「動物大図鑑 カバ」

「あくまでも推測ですが、若いカバはハイエナに興味があったのだと思います。そして、カバが攻撃的でなかったため、ハイエナは身の危険を感じることなく、逃げ出さなかったのでしょう」と、英エクセター大学の行動生態学者ロブ・ヒースコート氏は言う。(参考記事:「【動画】ワニと遊びたくなったカバの子、結末は…」

 若い動物が好奇心旺盛なのは、限界を試し、未知なるものについて学ぶためだ。「ただし、この交流が何を意味しているのか、実際のところはわかりません。このようなことはめったになく、本格的に研究されていないためです」

次ページ:キスの可能性は?

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