米シカゴのハイドパークで撮影されたオキナインコ。メキシコアカボウシインコとクロガミインコと並び、米国に最も広く定着しているオウム類3種のうちの1種。(PHOTOGRAPH BY JENNIFER UEHLING)
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 米国シカゴやニューヨークの冬は、寒くて厳しい。とても快適とは思えないこの土地にも、オキナインコは暮らしている。明るい緑色をした南米原産の鳥だ。

 オキナインコのように米国でペットから野生化し、繁殖しているオウム・インコ類は25種に上り、少なくとも1種が繁殖している州は23州を数えることが、新たな研究で判明した。論文が、4月9日付けの学術誌「Journal of Ornithology」に発表された。(参考記事:「インコとオウム、その人気がはらむ危機と問題」

 米国で野生化している外来オウムのほとんどは、カリフォルニア州やテキサス州、フロリダ州といった温暖な地域のみに生息している。だが、オキナインコは、気温が低くてもエサが凍りついても苦にならないようだ。(参考記事:「動物大図鑑 オウム」

「オキナインコは巣をつくり、季節ごとに食事を大きく変えることができます。寒冷な気候に適応する能力をもともと備えていたのだと思います」と何十年も鳥の研究をしてきた米シカゴ大学の生態学者スティーブン・プルエット=ジョーンズ氏は話す。「1年を通して毎晩巣に帰ってくるため、オキナインコにとって巣はまさに家のようなものです。また、冬の間の食事は、各家庭のバードフィーダーに置かれたエサへと完全に変わります」

オキナインコは南米の亜熱帯地域が原産だが、寒冷な米国北部でも越冬できる。(PHOTOGRAPH BY JENNIFER UEHLING)
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 プルエット=ジョーンズ氏は、米コーネル大学のジェニファー・ユーリング氏、米ミシガン大学のジェイソン・タラント氏とともに今回の論文を執筆した。それによると、1950年代から60年代にかけて米国にペットとして輸入されたオウムやインコ190種のうち56種が、43州で野生の状態で見つかっているという。このうちの25種は、繁殖個体群を確立している。

 研究には、2つの野鳥目撃情報データベースを利用した。全米オーデュボン協会が毎年行っている野鳥の個体数調査クリスマス・バード・カウントと、野鳥観察者が見た鳥を登録できる米コーネル大学鳥類学研究所のオンライン・データベースeBirdだ。これにより、どの種が野生に生息しているかだけでなく、繁殖し安定した個体群を形成している種も調べることができた。最もよく見られる種トップ3は、オキナインコ、メキシコアカボウシインコ、クロガミインコだった。(参考記事:「米国の鳥類、深刻な生息状況」

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