【動画】リカオンvsハイエナ 集団で横取り闘争

獲物をめぐり集団同士が大声を上げてせめぎ合う、緊迫した争いの行方は

2018.09.07
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【動画】リカオンvsハイエナ 集団同士の戦いの行方は(解説は英語です)

 8月のある夜明け、南アフリカ共和国のサビサンド動物保護区で、リカオンの群れがインパラを仕留め、獲物をむさぼっていた。「こっちにもあるよ」と、1匹が獲物を置いたまま仲間を呼びに行った瞬間だった。

 1匹のハイエナが草やぶから忍び寄り、インパラにかぶりついた。直後、リカオンたちが群れで戻ってきてハイエナを追い払う。と思いきや、今度はハイエナが護衛付きで現れた。背後には少なくとも5匹のハイエナが控えている。(参考記事:「【動画】母親ゾウ、リカオン集団からわが子を守る」

 これは生きるための戦い。結局、どちらがごちそうにありつくのだろう?

似ているが違う

 今回の貴重な映像は、動物保護区内にある民間のロッジに宿泊していたロディー・ワトソン氏が撮影した。「太古から変わらない、動物たちの営みです」と、ボツワナに拠点を置くグレート・プレーンズ・コンサベーション財団の最高保護責任者で、獣医師でもあるマーカス・ホフメイヤー氏は語る。

 リカオンとハイエナは、似ているようで違う。どちらも食物連鎖の頂点にいる捕食者で、外見もともにまだら模様とよく似ている。だが、体重はハイエナの方が重く、リカオンはイヌ科だがハイエナはむしろネコに近い。

 そのうえ、両者は評判も異なる。リカオンは絶滅危惧種で、ハイエナは泥棒のイメージがある。どちらも優れたハンターだが、リカオンは狩りの成功率が高く、腐肉を食べることはめったにない。一方、ハイエナは腐肉食動物で、狩りをしなくても生きていくことができる。ホフメイヤー氏によれば、ハイエナは数を武器に、ほかの動物が仕留めた獲物を横取りするという。ライオンやヒョウ、チーターの獲物を奪うこともある。

 動物保護区のレンジャーとして長年働く動物学者のジェームズ・ティレル氏は「ハイエナとリカオンに関しては、どちらが勝つかを予測するのは困難です。拮抗したスポーツの試合を見ているようなものです」と話す。(参考記事:「【動画】チーターvsリカオン集団、獲物の行方は」

【参考動画】リカオンvsハイエナ
おなかをすかせたハイエナが餌を求め、単独で乗り込んできた。しかし、リカオンの群れは予想以上に強かった。(解説は英語です)

次ページ:「ハイエナは過小評価されています」

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