【動画】吸殻を拾い集める「カラス先生」が話題に

テーマパークの「清掃員」としてお手本に、鳥の知能について専門家に聞いた

2018.08.29
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【動画】吸殻を拾い集めてごみ箱に入れる「カラス先生」。(字幕は英語です)

 鳥の中には実に賢く勤勉なものがいて、人間のように「仕事」をしている。

 フランス、レゼペスにある中世を舞台にしたテーマパーク「ピュイ・デュ・フー」には、園内のごみを拾って箱の中に入れると食べ物が出てくることを覚えた、6羽のミヤマガラスがいる。(参考記事:「カラスは親切な少女に贈り物をするのか?」

 テーマパークのブログには、1993年から鷹匠として勤めるクリストフ・ガボリ氏が、人間が育てたミヤマガラスたちをどうやって訓練したのかが書かれている。彼はまず、箱にごみを入れるところを2羽のミヤマガラスに見せ、それから引き出しを開けて食べ物が入っているところを見せた。すると鳥たちは、ごみを食べ物と結びつけるようになった。

 今では6羽のカラスたちがごみと食べ物の関係を覚え、テーマパークをきれいにしている。とはいえ、園内は元々かなりきれいだ。一番の狙いは鳥たちに清掃員になってもらうことではなく、来園者がごみを捨てないよう、先生になってもらうことなのだ。

 欧州からアジアにかけて広く生息するこのカラスたちにとって、これぐらいのことを覚えるのは朝飯前のはずだ。(参考記事:「【動画】カラスが難しいごみ箱を開けた」

「鳥たちが進化させてきた認知能力のレベルについて、私たちはまだまだ理解し始めたばかりです」と、米オレゴン動物園の園長ドン・ムーア氏は言う。

 では一体、カラスとその仲間の鳥たちは、他にどのような「人間的能力」を持っているのだろう?(参考記事:「カラスが仲間の葬式をするって本当?」

【参考ギャラリー】世界の美しい鳥たち2(写真クリックでギャラリーページへ)
(Photograph By Raajan Mehra, National Geographic Your Shot)

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