使い捨てプラスチックの削減を、米版編集長が声明

「地球かプラスチックか(Planet or Plastic?)」長期キャンペーン開始

2018.05.29
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 これはまだ最初の一歩に過ぎない。私たちはこの危機に一石を投じることを決意しているからこそ、世界的なキャンペーン「地球かプラスチックか(Planet or Plastic?)」を立ち上げた。この旗印の下で、私たちはあらゆる媒体を通して消費者の関心を高め、その行動を促すためのコンテンツを展開する。

「地球かプラスチックか」キャンペーンでは、世界中の人々に対し、SNSで「私は使い捨てプラスチックを削減します」と宣言するように呼びかけている(ハッシュタグは #PlanetOrPlastic )。この宣言に参加する人は、海を汚染するプラスチックの潮流を食い止めるようと力を尽くす世界的コミュニティの一員だ。

特集フォトギャラリー:海に流れ出るプラスチック(写真クリックでギャラリーページへ)
特集フォトギャラリー:海に流れ出るプラスチック(写真クリックでギャラリーページへ)
インドネシア南東部のスンバワ島沖を漂うタツノオトシゴ。海流に乗るためにつかまっているのは、プラスチックの柄が付いた綿棒だ。「あってはならない写真です」と、この写真を撮ったジャスティン・ホフマンは嘆く。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN HOFMAN)

 ナショジオはまた、キャンペーンのスタートと6月号の発売に際し、エンターテインメント企業のスカイ・メディア社と協力して、海洋プラスチック危機の解決に貢献する企業に投資を行う「スカイ・オーシャン・ベンチャーズ」制度への支援を開始した。スカイ・オーシャン・ベンチャーズが有望なプロジェクトや技術を発見・支援するために、ナショジオは科学的な専門知識、助成金、メディアの影響力、1000万ドルの資金を提供する。

 このほか私たちは、同じ志を持つ企業やNGOなどの団体とも力を合わせて、使い捨てプラスチックの削減とリサイクル性の向上に努めると同時に、この問題に取り組む世界中の科学者やイノベーター、エクスプローラーのネットワークを支援していく。たとえばアウトドア用品のザ・ノース・フェイス社は、すでに廃プラスチックを積極的に活用している。同社はナショジオとのパートナーシップの下、「ボトル・ソース・コレクション」ブランドの限定商品として、国立公園から出たごみのペットボトルを再利用したシャツを発売した。商品はすでに米国のナショジオのオンラインショップとザ・ノース・フェイスの店頭に並べられている。

 また、ペットボトルの削減を目指して創業された企業スウェル社は、ナショジオとコラボした特製の断熱ステンレススチールボトルを企画した。こちらも米国のナショジオのオンラインショップに並んでいる。

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